90%以上の人が間違えているプレゼンテーション前の緊張の和らげかた “不安を落ち着かせる”は大間違い!!

90%の人が間違えている緊張の和らげかた生活

あがり症の人に見てほしいプレゼン前の緊張の対処方法

先日、私が重度のあがり症を克服した体験を記事にしました。

私は抗不安薬を服用していたほどのあがり症だったのですが、薬に極力依存しないように自分なりの工夫をしながら、不安の根本である“人前に慣れる”という作業を無理せずやってきました。

これによって、今では外資系企業の営業マンとして、大勢の医師を前にほとんど緊張せずプレゼンテーションができるようなっています。

 

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経験者からのアドバイスでありますが、あまりにも重度のあがり症の方は、精神科や神経内科などで受診し治療されることを強くオススメします

一方で、生活に支障はないが、仕事でプレゼンテーションやスピーチをする際に、どうしても緊張して普段のパフォーマンスを出せないという社畜ビジネスマンもいることでしょう。緊張しないためにはどうすればよいか悩んでいるかたも多いのではないでしょうか。

緊張する人と緊張しない人との違いはどこにあるのか?

ハーバード・ビジネス・スクールのAlison Wood Brooks氏が執筆した文献を元に、新しい観点からプレゼンテーション前の緊張に対処する方法をご紹介します。

ビジネス場面での極度の緊張を和らげる方法にヒントになるかもしれません。

参考文献
https://www.apa.org/pubs/journals/releases/xge-a0035325.pdf

タイトル:Get Excited: Reappraising Pre-Performance Anxiety as Excitement

邦題:興奮すること:パフォーマンス前の不安を興奮に変える

出典:© 2013 American Psychological Association / Journal of Experimental Psychology: General

著者:Alison Wood Brooks氏

所属:Harvard Business School

論文についてはすべて目を通しておりますが、重要箇所だけピックアップしているため詳細については原文でご確認をいただけますと幸いです。

 

“プレゼン前の不安を興奮に変える”という新しいアプローチ

皆さんがプレゼン前に緊張を抑えるためにしていることはなんでしょうか。

プレゼンをよくするんですが、いつも緊張で上手くいきません…

普段はどうやって緊張を和らげていますか?

深呼吸して心臓の鼓動を抑えています!

 
不安を落ち着かせているんですね。
 
 
 

その逆の方法を使えば、もっと効果的に緊張を減らせるかもしれませんよ。

 

心の不安 と 身体の不安

この記事を読んでいる方は、なんとかあがり症を克服したいとお考えのことでしょう。

まず最初に、緊張とは不安からくるということを知っておく必要があります。

そして、2つの不安である “心の不安”と“身体の不安” があることを認識しておきましょう。

多くの方がプレゼン前に、緊張をほぐすために深呼吸瞑想などを行うのですが、このとき心と身体にどのような変化があるのか説明します。

 

不安をリラックス(落ち着き)で対応する時におこること

身体の不安を落ち着かせる時

身体の不安というのは興奮状態を意味しています。

これを落ち着かせようとすると、不安→リラックス(落ち着き)となり、身体は安静状態になろうとします

 

心の不安を落ち着かせる時

心の不安というのはネガティブを意味しています。

これを落ち着かせようとすると、不安→リラックス(落ち着き)となり、心はポジティブになろうとします。

 

“落ち着き”による緊張(不安)のコントロールでは心と身体の2つに大きな変化があることが分かります。

 

不安を興奮(奮起)で対応する時におこること

それでは、 Alison Wood Brooks氏が提唱する不安を興奮に変える方法をとった時にどのような変化が得られるのでしょうか。

身体の不安を奮起させる時

身体の不安というのは興奮状態を意味しています。

これを昂りによって奮起させようとすると、不安→奮起(奮い立たす)となり、身体は興奮状態になろうとします。

 

心の不安を奮起させる時

心の不安というのはネガティブを意味しています。

これを昂りによって奮起させようとすると、不安→奮起(奮い立たす)となり、心はポジティブになろうとします。

“興奮”による緊張(不安)のコントロールでは心に大きな変化があることが分かります。

興奮による緊張の対処方法では、心理学的に身体の状態変化が無いことが分かります。

これは、身体の不安を“落ち着き”によってコントロールするよりも、“興奮”に変えるほうが、プレゼンテーションを行う人にとって負担が少ないことを意味します。

▶次のページではAlison Wood Brooks氏の実験データでより具体性を示します

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