日系企業から外資系企業に転職して分かったメリット

《働きかた》日系企業から外資系企業に転職して分かったメリット働く

筆者は過去のプロフィールのとおり、日系企業(以下、内資系企業)と外資系企業でそれぞれ5年ほど医療系のBtoBセールスマンとして勤務した経験がある。

現在は外資系企業に在籍しているが、これまでこの二種類の企業体系のメリット・デメリットを絶えず感じ取ってきた。

人々の就労概念(働き方に対する考え)は、直接的にも間接的にも、その後の投資行動に影響を与えると考えられる。その理由は、就労とは時間を金銭に変える性質があり、投資は金銭を時間変える(その逆も然り)性質を持ち合わせているからだ。サラリーマンであり、投資家である場合にはこの関係は表裏一体に近いと言わざるを得ない。

また、30歳代といえば、転職によって身の振り方を考えても良い時期だ。

内資系企業から外資系企業への転職に興味を持っているが、内心不安という方も多いだろう。

筆者が転職をした当時、子どもが生まれたばかりで不安であったが、いま思い返せば『案ずるより産むが易し』といった感じである。(それは妻の方も一緒!!)

今回のコラムでは『メリット』にフォーカスを当てた記事を書く。

また、このコラムのメリット・デメリットは筆者が感じ取ったものであること留意して欲しい。

外資系企業に転職して正解だった!

いきなり結論まで飛ぶと、見出しのとおり「外資系企業に転職して正解だった」と思う。

内資系企業から外資系企業に転職して改善したことを3つの視点からお伝えしたい。

プライベート時間の確保

転職によって最も改善が見られたのは『プライベート時間の確保』である。

筆者は日本では中々定着しないホームオフィス型の企業に転職した。つまり電車通勤がない。病院や取引先から電話がかかってくる9時頃までは自由だ。朝は子どもの目覚めに合わせて起床し、テレビを見ながら報告書などを作成している。

アポイントベースで現場に移動するから、それまでは家や社用車の中で他の作業ができる。

医療系の営業マンは拘束時間が非常に長いイメージを持っている読書もいるだろうが、これは生業にする診療科で大きく異なる。(循環器内科や心臓血管外科などの緊急手術の立ち会いが半強制的に求められる営業マンの給料は最高峰を望めるがワーク・ライフ・バランスが最悪だろう。)筆者の場合、集中治療科と救急科がメインの顧客である。院内においては最も多忙とされる診療科であるが、営業マンがいちいち呼び出されて対応するようなイベントは担当エリアの中でも年に2~3回程度だ。

出張が月に5回ほどあるものの、普段は18時頃までにはその日のアポイントを消化して直帰している。

一方で、内資系企業に在籍した時には片道1時間の電車通勤をしていた。

朝7時台に満員電車に揺られるのは苦痛であった。ある時に開き直って、通勤時間に英語学習をしていたことがあるが、通勤時間≒フリータイムと勘違いしていた最悪の例である。

通勤時間に何の生産性もなく、ルーティーンの移動タスクに時間を消耗するほど無駄なことはないと感じる。

また、年功序列、体育会系の社風であったため、上司や先輩より先に帰りづらいことは頻繁に起こる。新卒でそのような悪しき習慣の残る企業に入れば、無意識のうちに強迫観念に変わるものだ。ようやく、退社できそうなものなら、酒癖の悪い上司か先輩に居酒屋に連れて行かれる。そこで話す内容というのは、特に共通の趣味もないから、仕事のことが中心であり酒が回れば説教臭くなってくる。結局、終電で帰る嵌めになる。実際に、筆者はこんなことを3年ほどやっていた。全くもって時間の無駄だ。

この時間のコントロールのし易さに関しては、ホームオフィス型の外資系企業に勤めている最大の特権であるとつくづく感じる。

年収

以前のエントリーで内資系企業(大企業)の平均昇給率は2.3%であることを説明した。

確かに大企業であれば、たった2.3%の昇給率であっても原資(現在の年収)が多ければ、昇給額は大幅な増額が望める。しかし、大盤振る舞いの大企業は限られているし、アベノミクスで好景気と言っても実感している労働者は少ない。これは大企業でも同じである。

外資系企業に集まる人材というのは、セールス部門は特に太く短くというタイプが多い。

大いなる自信とともに入社してくるが、もしも実績を残せなければ、無能の烙印を押される前に自ら去る人を多く見てきた。

企業側も新卒を育てる気が無いし、即戦力でいきなりトップ営業になれるような人材を求めている。

だから、リスクのある就労形態ではあるが、外資系企業で生き残っている人間からすると昇給率2.3%はあまりに低い。筆者が勤める会社でも最低ラインは3%であるが、そもそも毎年3%の昇給率の営業マンは長居できないだろう。筆者の場合は運も味方してある程度の実績を残せているため、毎年5~10%の昇給率を維持している。中には15%の昇給率を誇る者もいるのだから夢がある世界ではないか。しかも、実績さえ残せば年収に関係なくこの昇給率は維持される。外資系企業では加速的な年収増加も実現可能なのだ。

ちなみに、前職の内資系企業を辞めた時、筆者は27歳であったが年収400万円ほどであった。貴重な時間を多く拘束された挙げ句、実績を上げても年功序列により上司の手柄となる。

それでいて、昇給率は右に習えで一律2%。

例えば、27歳で転職せずにその会社で働いていたら、現在の年収は450万円くらいだ。 初めての社会経験を積ませてもらった前職には大変感謝しているが、良いタイミングで外資系企業に移れ幸運を噛み締めたい。

人間関係

冒頭で、現在の会社はホームオフィス型とお伝えした。

だが、東京の日本法人本社に行けばオフィスで仕事をすることも可能である。

フリーアドレス型という個人デスクがなく、従業員が好きな場所で仕事をする形態を取っている。

筆者は報連相レベルなら電話で十分と考えて、わざわざオフィスに行くことはしない。

前職の経験から『オフィスはトラブルのもと』と知っているからだ。

現職の日本法人CEOも似たような考えを持っているようであり、無駄なオフィス訪問を牽制している。外資系企業といっても、働いているのは大部分が日本人であり、日本人のDNAに彫り込まれた『年長者を敬う』という考えが、営業マンの社内コンペティションに影響すると考えている。もちろん、若手は年長者に対して丁寧な姿勢で対応するが、それが自身の仕事に影響を与えることはない。年長者も雑用は若手の仕事などという悪しき習慣を押し付けることはない。年齢に関係なく、実力のあるものから学びたいという姿勢を皆が持っているから成り立つ特殊な空間だと思う。

このコラムの最後に

筆者は10年近くサラリーマン生活を送ってきた。そのうちの半分ずつを内資系企業と外資系企業で過ごしてきた。だから、両方の一長一短が分かっているつもりである。

今回は筆者が感じた外資系企業のメリットについて説明をしたが、勿論、デメリットもあった。次回のコラムではデメリットについて説明をしたい。

重複になるが、当ブログでは生活のリバランスによる最適なバイ・アンド・ホールドを目指している。読者がサラリーマン投資家なら、貴方の持つ就労概念は、明らかに投資活動に影響を与える。悪い就労状態は投資結果にも同等の影響を与えることだろう。

だから、筆者は単純なバイ・アンド・ホールドではく、生活のリバランスについても検討すべきだと考えている。

Thank for Reading!!!

コメント

  1. […] […]