皆さん、こんにちは。
IF30のほろほろ(@investfrom)です。
私はこれまでに日本企業から外資系企業に転職をした経験があります。
「そろそろ転職をしようかな」と思い立ったとき、「転職活動から退職までスムーズにできるか不安だな…」と感じました。
この記事を見られている人も、同じような心配をされているかもしれません。
そのような不安を解消するべく、この記事では、転職したいと思った時に、スムーズに次の就職先を探す方法を7つのステップごとに解説していきます。
転職サイトには載っていない「コツ」なども記載します。
スムーズな転職の方法【転職活動〜退職まで】
転職の手順について理解しましょう。
転職活動には2種類の方法があります。
- 転職サービスを利用する
- 自分で応募する
おすすめは断然『転職サービス』を利用する方法です。
自分でやる転職活動は時間と手間がかかりすぎます。
ヘッドハンティングなどの機会を待つ必要がありますので、今回は省略します。
転職サービス
スムーズに転職活動から退職まで行うために、転職サービスを利用したほうが良いです。
「自分に合わない会社を紹介されたらどうしよう…」と心配されるかもしれませんが、その心配は不要かと思います。
その理由を転職サービスを利用するメリットとデメリットから解説します。
メリット
エージェントが真剣に向き合ってくれる
転職サービスを利用するな、エージェントと呼ばれる専任の担当者が付いてくれる会社を選びましょう。
とくに「自分に合うか心配…」という方は、エージェントのいる転職サービスを利用するべき。
理由は、転職内定者が3ヶ月以内に会社を辞めると、転職サービスは報酬を受け取ることができません。転職希望者と企業とのミスマッチはエージェントにとって、大きな痛手になるのです。
つまり、適当な会社を割り振りしてくるエージェントは、まずいないと思っても大丈夫かと思います。
エージェントが活動をサポートしてくれる
転職の手順にある「6ステップ」のいくつかを代わりにやってくれます。
転職活動は忙しくなるので、エージェントの力も積極的に借りましょう。
ホットな情報をたくさん持っている
エージェントは日々、社員を必要としている企業の社長や人事と情報交換をしています。
保有している情報は桁違いです。
そのため、転職希望者からある程度の要望を伝えれば、それにあった企業を紹介してくれます。
(もちろん、身の丈に合った要望で無ければいけません)
デメリット
エージェント付きの転職サイトを利用するデメリットは、転職希望者の『本気度』が低いと、当然ながらエージェントも真剣に取り合ってくれません。
これは考えてみれば当たり前ですね。
利用者の転職を成功させないと、エージェントも評価されません。
転職の気持ちが少ないと判断されれば、エージェントの優先順位も下がるはずです。
転職サイトを利用するなら、タイミングはしっかり見計らって、正しくエージェントのサポートを受けられるように気をつけましょう。
転職の手順を紹介(7つのステップ)
ここから具体的な転職の転職(ステップ)を解説していきます。
転職のステップは大きく分けると7つです。
- ステップ1履歴書や職務経歴書の作成
- ステップ2転職サービスに登録
- ステップ3ヒヤリング
- ステップ4面接
- ステップ5内定
- ステップ6退職
- ステップ7入社
ステップ1:履歴書と職務経歴書の作成
履歴書
履歴書には学歴と社歴を記入します。
資格や外国語などの特殊技能があれば記入しておくと良いでしょう。
履歴書はだいたいフォーマットが決まっています。
新卒で就職活動をしていた時に作った履歴書を参考にすると、良いかもしれません。
入力はPCでも大丈夫
転職で使用する履歴書は、PC入力されたものでも基本的に構いません。
手書きでの方が良いという人もいますが、私はすべてPCで作成しました。
職務経歴書
職務経歴書はどういった仕事をしてきたかを記入する書類です。
記入する項目はこういったものがあります。
- 勤務先の会社名
- 勤務期間
- そこでの経験
- そこで得たスキル
職務経歴書は、特に決まったフォーマットがありません。
OfficeのWord(ワード)で作成することが一般的です。
事実ベースで記入しましょう
自分のことをよく見せたいと、実績以上のことを記入したくなるかもしれませんが、転職後に会社とミスマッチする可能性が高まります。基本的に事実ベースで、記入するようにしましょう。
職務履歴書は初めて書くという人もいるかと思います。
リクルートエージェントのこちらの記事が参考になるのでご利用ください。
ステップ2:転職サービスに登録
企業を紹介してくれるエージェントと繋がるために、転職サービスに登録をします。
エージェントがいて実績がたくさんある転職サービスはご覧の3社です。
それぞれの特徴も記載しておきます。
登録したらプロフィールを追加しよう
転職サービスに会員登録が完了したら、プロフィールも追加しておきましょう。
(一部のサイトでは会員登録に設定が必要です。)
事前に作成した履歴書と職務経歴書のアップロードが必要であれば、それもお忘れなく。
プロフィールをしっかり設定しておく理由は、「あなたが誰で、どんな経歴の持ち主なのか」をエージェントにもアピールするためです。
高学歴とかスキルが高いことも参考になります。
しかし、それよりもプロフィールや職務経歴書がしっかり書けている人のほうが、エージェントから好まれます。
ステップ3:ヒヤリング
転職サービスに登録するさいに「転職までの希望期間」というような、いつまでに転職を完了したいか選択するはずです。
「1ヶ月〜3ヶ月以内に転職したい」という人には、比較的はやい段階でエージェントから電話かメールでコンタクトがあります。
その際に、転職を成功させるためにより詳細なヒアリングが行われるはずです。
(登録した内容によって省略される場合もあるようです。)
希望する業界、職種、年収、勤務形態、その他の要望など、しっかりとエージェントとすり合わせを行いましょう。
ステップ4:面接
エージェントとのヒアリングが終わって1週間〜2週間ほど経過すると、「こういった企業はどうですか?」と連絡が入りはじめます。
「強引に面接にさせられるのかな…」と不安な人も心配いりません。
まずは、企業の募集要項を確認してから、エージェントに企業への声掛けを依頼することができます。
エージェントが転職希望者の情報を企業に伝えて、企業が「会ってみたい」と考えれば、面接に進みます。
エージェントから「○日に面接したいそうですが、都合どうですか?」と連絡があります。
「ほかの企業とも比較したいな。少し考えよう…」と思ってしまいがちですが、企業のほうはレスポンスの遅い転職希望者を嫌うこともあります。
面接の練習になる可能性もありますので、気になる企業の面接のお誘いはできるだけ受けたほう良いかと思います。
一次面接が大切
会社とのファーストコンタクトになる一次面接はとても大切です。
面接官は見た目の雰囲気や話し方、働くことに対する考え方などを気にしています。
スキルや職務経歴など具体的な質問もされますが、面接官が注目しているポイントは「会社で上手くやっていける人かどうか」です。
- 声が聞き取りやすい
- 理解力がある
- 世間話ができる
盲点になりやすいですが、このあたりができている人は、二次面接に進んでもスムーズに合格する印象です。
面接を受ける企業の情報はあらかじめ把握しておきましょう。
- どのような事業内容か
- 自分のスキルや経験がどのように役立つか
- その企業でのキャリアアップのプラン
どういった事業内容か
面接を受ける企業の事業内容について、大まかに理解しておいた方が良いです。
主力サービスについては、どのように利益が発生しているか、面接官に逆に説明できるくらいが良いでしょう。
自分のスキルがどう役立つか
「なぜ企業は人を採用するのか?」について考えると、企業に利益をもたらして欲しいためです。
あなたが積み上げてきたスキルが、どのように企業に利益を与えるか、考えてみると良いかと思います。
その企業でのキャリアアッププラン
「将来の管理職の候補になりえる人材か?」という視点で話を聞いていたりします。
細かい話までは不要ですが、少しずつウエイトをあげていけるように、自己研磨できる印象を与えられると良いかもしれません。
面接で確認したい内容
面接官に逆質問をすることも大切です。
新卒の時の面接ですと、面接官から一方的に質問がくることばかりだったと思いますが、転職の面接はコミニュケーションを取るという姿勢が重要です。
逆に質問をすることで、面接官とコミニュケーションを円滑にすることができます。
- 給与や待遇
- 勤務体系
- 勤務時間
- 転勤や出張の有無
給与や待遇
基本的に希望する年収などは、数回ある面接のどこかで聞かれるはずです。
だいたいの年収についても言及されるでしょう。
勤務体系
前職の勤務体系については、面接する人に伝えた方が良いと思います。
- 在宅で勤務していた
- 出張ベースで勤務していた
- 保育園の送り迎えでフレックスタイムを適用していた
- 通勤に2時間かかっていた
こういった内容は、面接官にとって貴重な情報です。
転職希望者とミスマッチを起こしたくないと考えているので、積極的に話してもらえると、逆に印象も良いです。
勤務時間
平均的な勤務時間や、残業の発生状況などは聞いておきましょう。
「そんなの聞きづらい…」と思ってると、運任せの転職になってしまうかもしれません。
転勤や出張の有無
後から「聞いてなかった!」というトラブルで多いのが、人事異動系のものです。
転勤の有無は、人生を左右することもありますので、先に聞いておきましょう。
転勤や出張が出来ない理由があるなら、事実ベースで、その理由を説明した方が良いです。
ステップ5:内定
面接の回数は企業によって異なりますが、最終面接(役員面接)まで進めば、ほとんど内定するはずです。
内定が出ると、次のような相談がきて慌ただしくなります。
- 初出社日
- 年収
初出社日
内定を出した企業は、あなたにできるだけ早く戦力になって欲しいと考えています。
そのため、初出社日の相談があるはずです。
一方、ほとんどの企業で、退職までの猶予期間を社内規定に設けています。
現職の社内規定で、いつまでに退職を申し出る必要があるかなど、逆算をして初出社日を決めていきましょう。
場合によっては、面接時に「いつまでに来てほしい」というオファーがあるかもしれません。
初出社日の決め方
「現職の退職までの猶予期間」+「有給休暇」として申し出ると良いかもしれません。
私の場合は、内定が出て「約1ヶ月後」に初出社しました。
その時は、「猶予期間3週間+有給休暇2週間弱」という感じでした。
年収
年収の条件については、面接時にある程度の希望額を聞かれるはずです。
または、現職の年収や待遇がベースになるようなオファーがあると考えられます。
ステップ6:退職
内定後にその企業への転職を決めたら、現職の退職手続きが必要です。
一般的に、あなたの上司にあたる人へ退職届を提出します。
この時に気をつけることは、社内規定で定められた退職までの猶予期間というものです。
退職までの猶予期間
一般的に社員がいきなり退職しないよう「退職の3週間前までに通知すること」というような社内規定を設けています。
急に退職しようとするほど、現職とトラブルになる可能性があるため注意が必要です。
仕事の引継ぎ
スムーズな引継ぎの仕方は「引継書」を作成することです。
最低限「いつ・誰と・何を」さえ書かれていれば、あなたが退職した後でも、混乱を少なくすることができます。
引継書を作成せずに退職してしまう人もいますが、マナー違反かもしれません。
社内と社外の挨拶
お世話になった人は社内社外を問わずいるはずです。
どのような状況で退職に至ったとしても、しっかり最後の挨拶はするようにしましょう。
世間は意外と狭いので「最後に挨拶がなかった」など遺恨が残ったり、非常識な人というような噂が立つこともあります。
会社の備品を返却
会社から貸与されている備品は、返却する必要があります。
- 身分証明書
- ネームタグ
- 名刺
- 健康保険証
- 通勤定期券
- パソコン
- 作成したデータ
- 制服
退職時に「受け取る」モノ
退職する会社から受け取る書類には、このようなものがあります。
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収票
- 離職票
退職するタイミングによっては、退職後に受け取ることになる可能性もあるため、人事部などとは連絡が取れる状態にしておいた方が良いです。
転職する会社に「提出する」モノ
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収票
この2つの書類は提出が必須です。
入手できるタイミングや時期は、事前に人事部へ確認しましょう。
離職票については、転職する会社から提出を求められた場合に必要です。
しばらくは処分せずに、保管しておいた方が良いです。
ステップ7:入社
ここまで来たら、あとは入社するだけです。
転職先の企業にもよりますが、まずはオリエンテーションで社内研修の期間があるはずです。
まとめ:スムーズに転職する方法
「スムーズな転職方法が分からない…」と最初は不安に感じる人が多いはずです。
昔の私もなかなか一歩が踏み出せませんでした。
そのため、私の経験に基づいて体系的に理解できるを記事を書かせて頂きました。
ご紹介した7つのステップを順番に理解して実行すれば、誰でもスムーズに転職することができるかと思います。
「スムーズに自分に合った企業に転職したい!」と考えている人なら、ステップ2のエージェント選びがとても重要です。
あなたと企業を繋いでくれるエージェントが転職活動では必要不可欠な存在です。
あまり知られていない転職サービスを使うよりも、知名度があり、エージェントが多数在籍しているところを使用しましょう。その方が、企業とのコネクションを多く持っています。
とても人気のある転職サービスはこちらです。
良質なエージェントの数も限られています。
ここ3ヶ月以内に転職をしたいという人は、希望を叶えられるよう、早めに相談して下さい。