TOEICと英検はどっちが難しい?【どっちを先にやるか問題を解決】

TOEICと英検はどっちが難しい?【どっちを先にやるか問題を解決】TOEIC
悩んでいるひよこ

TOEICと英検のどっちが難しいか気になる人

「英語の資格に挑戦したい!TOEICと英検が有名みたいだけど、どっちが難しくて、どっちがキャリアに有利なんだろう?効率的に勉強したいので、どっちから先にやるべきか教えてください!」

このような『どっち問題』を解決します。

皆さん、こんにちは。IF30のほろほろ(@investfrom30)です。

英語資格を考えるとき、多くの人が「TOEICまたは英検」という選択をする必要が出てくるかと思います。

私も学生だったとき、どちらを優先しようか悩んだ経験があります。
結局、私はTOEICを選びましたが、それにはメリットもデメリットもありました。

この記事を読まれている皆さまも、このような疑問をお持ちではないでしょうか?

  • TOEICと英検はどっちが難しいんだ?
  • TOEICと英検はどっちが先なら勉強しやすい?
  • TOEICと英検はどっちがキャリアに有利なの?

この記事を読めば、この『どっち問題』をすべて解決することができますよ。

結論からお伝えします

先日、私はこのようなツイートをしました。

どっちが良いということはなく、目的や目標によってどっちを選ぶか決めるのがベターかと思います。それぞれの英語資格の色(カラー)を考えながら、目的に合ったものを選ぶことをおすすめします。

  • キャリアの観点から考えるとTOEICを優先するべき
  • 英語力の向上の観点から考えると英検を優先するべき

ざっくりですが、このようになるかと思います。
私の経験を踏まえながら、その理由を解説していきます。

この記事の内容

  • TOEICと英検はどっちが難しい?【それぞれの難しさを解説】
  • TOEICと英検はどっちが先なら効率的?【利用シーン別に考える】
  • TOEICと英検はどっちがキャリアに有利?【注意点あり】
スポンサーリンク

TOEICと英検はどっちが難しい?【それぞれの難しさを解説】

皆さん、さまざまな理由で英語資格に挑戦しているかと思いますが、日本で有名なTOEICと英検はどっちが難しいのか気になる人も多いでしょう。

結論、それぞれの難しさがあるのですが、総合的に考えると『英検の方が全体的に難しい』と考えた方が良さそうです。

そう言える最大の理由は出題されるテーマの違いがあります。

TOEICと英検の単語はどっちが難しい?【英検の方が難しい】

どっちが難しいかを考える時にポイントになるのは、回答に必要な語彙力の違いで考えることです。

TOEICと英検の語彙の違いはご覧のようになっています。

  • TOEIC:ビジネスと日常生活
  • 英検:ビジネスと日常生活に加えてやや専門的な分野

このようにTOEICはカテゴリが限定されているため、どのような語彙やフレーズが出題されるか予想しやすいです。

一方で、英検の場合は等級が上がると『宇宙開発』や『生物学』などの多様な専門分野から、知識がなくても回答できる簡単な問題が出題されたりします。とはいえ、語彙がなければ正解するのは厳しいです。

これは私の肌感覚で話しているわけではありません。

言語学の観点から各試験の95%の単語をカバーするための語彙数が研究されており、ご覧のようになっています。

TOEIC 英単語 よく出る|95%をカバーするのに必要な語彙数(英語試験)
  • 英検1級:8,200単語
  • 英検準1級:6,100単語
  • TOEIC:3,700単語
  • 英検2級:2,800単語

こちらにはlook forward to「〜を楽しみにしている」などの慣用句は含まれておらず、3つの単語としてカウントされているため、単純に3,700単語を記憶すればTOEICで満点が取れるというシンプルなものではありません。

英検では等級が上がるにつれて必要な語彙数が急激に増えますが、TOEICで必要な語彙数はある程度一定です。さらに英検では専門分野の英語も出てくる可能性があることから、TOEICに比べるとテスト対策はしにくいと言えるでしょう。

英検は『書く』『話す』の技能も加わる

英検は3級からライティングとスピーキングの試験も受験する必要が出てきます。

英検は英語の4技能をバランスよく習得できているか証明するための資格であるため、リスニングとリーディングだけのTOEIC(L&Rテスト)と比べると、テスト対策の範囲が非常に広いと言えます。

TOEICは高得点を取る難しさがある

ここまで読んでみると

英検難しそう…TOEIC一択じゃん!

と思うかもしれませんが、TOEICも目指すスコアが高くなるほど難しくなります。

英検のそれぞれの等級の合格にはおおよそ70%の正答率が必要だと言われています。
これは英検の準一級も一級も同じです。

TOEICで990点を目指すなら、正答率はほぼ100%が必要なラインになってきます。

厳密にはTOEICも英検も各テスト回の難易度によって、合否やスコアに影響がないように、『相対的な評価』がされます。

TOEICで900点を超えるのは、英検一級を取るより大変という人がいたりしますが、こういったことが理由です。

このようにTOEICは高得点を狙うと『間違えられない試験』の要素が強くなるため、TOEICもスコアによっては相当難しいのです。

TOEICで800点を超えるのは全体の14%以下

高スコア帯がどれくらい難しいのか、具体的な数字もご紹介しておきます。

こちらはあるTOEICのテスト回のスコア帯別の受験者割合を示しています。

TOEICで800点以上の受験者は全体の14%以下

それによると、TOEIC800点台は全体の10%以下、900点台は4%以下と言われています。
ちなみに990点の受験者割合は公表されていませんが、1%未満というのが定説です。

TOEICと英検はどっちが先なら効率的?【利用シーン別に考える】

結局どっちを受験したほうが良いんだろう?

このように感じるはずですが、結局のところ『受験する目的』によって選択肢が変わってくると思います。

かなりシンプルに考えると、こちらのような考えが分かりやすいのではないでしょうか?

  • TOEIC:キャリアアップのために利用する側面が強い
  • 英検:総合的な英語学習の進捗確認や、進学に必要な側面が強い

もともとTOEICはビジネス要素が濃い英語試験であるため、就職活動が見えてきた大学生が受験を始めるパターンが多いかと思います。

一方で、等級別に学習を進めていける英検は、どちらかというと中学・高校・大学の進学時に使われることが多い英語資格です。

分かりやすい例としては、TOEIC800点を保有していれば、就職活動の一次面接が免除されたり、英検準一級以上なら進学時の英語試験免除などの特典がありますね。

こういった観点で考えると、TOEICと英検は難しさではなく目的で選ぶべきでしょう。

目的がない場合はTOEICが良い!

とはいえ、とりあえず何かしら英語の資格が欲しいという場合もあるはず。

そういった時にはTOEICの方が勉強しやすいと思います。
私がそんな状況なら確実にTOEICから学習をスタートするはずです!

その時、次の章で解説する注意点を気にしながら学習を始めると良いかと思います。

TOEICと英検はどっちがキャリアに有利?【注意点あり!】

就職活動や転職などのキャリアアップでTOEICと英検のどっちが有利なのか気になる人も多いはずです。

先ほどお伝えしたとおりですが、キャリアの観点なら明らかにTOEICが有利です。

履歴書に記入して評価してもらえるTOEICスコアは600点以上というのが一般的な考えです。
以下の文部科学省が作成した対照表にあるように、英検なら2級以上に相当します。

文部科学省の主要英語試験のスコア対照表(TOEICと英検を比較)

どうしてTOEICがキャリアで有利なのか?

このような対照表まであるにも関わらず、TOEICがキャリアで有利なのには理由があります。

TOEICは以下のように、ビジネス・コミュニケーションの能力レベルをスコア帯別に具体的に規定している唯一の英語資格だからです。

こういった非常にわかりやすい指標が存在しているため、就職や転職などの選考の材料として好まれています。

TOEICで800点を達成できれば、多くのキャリア選考で目が留まる人材になれるはずです。

でもTOEICは2年しか有効期限がないよね?

キャリアパスを考えるときこういった心配を感じる人も多いかと思いますが、ご安心ください!

TOEICのスコアの有効期限は2年という話を聞きますが、正確にはTOEICのスコアレポートの再発行ができる期間が2年というだけですよ!スコア自体は英検と同じように何年前のものでも証明書として利用可能!(さすがに5年以上昔のモノは信憑性に疑問がありますが…)

本質的な英語学習と目標設定を!

ここまで読み進めると、「TOEICの方が簡単でコスト・パフォーマンスも良さそう!」と思ってしまうかもしれませんね。

理解しておいて頂きたいことがありまして、私は「TOEICなら楽ができますよ!」と言いたいのではありません。

TOEICはキャリアで有利なのは間違いない事実ですが、良くも悪くも『高得点を取るためのテクニック』が成熟した英語試験です。つまり、小手先テクニックである程度のスコアアップが可能といえます。

それが昔から続いていて、TOEICで高得点を保有しているのに、英語の実務が出来ないビジネスマンがたくさん生まれることになりました。

数字はカタチとして残るためひとり歩きしやすいですが、実務までできる英語レベルなのかは本来わかりません。

TOEIC900点と聞いたけど、キミにはガッカリしたよ」と言われないために、『使える英語』を習得する必要があります。英語試験はただの通過点くらいに思っておく方が絶対に良いですよ。

これは4技能を試す英検にも言えます。

英語試験の先に『何を目的にしているか』という目標を設定することが大切です。

生涯学習で英語をされている人が、なかなか英語を習得できないのは目標設定が極めて曖昧だからです。

ビジネスに関わりのある人であれば、英語を実務に繋げるのが分かりやすい目標設定になるでしょう。

職種によって必要なスキルは異なりますが、まず『英語の業務を任せてもらえるようになる』ということでも、十分に具体的な目標と言えます。

「TOEICと英検どっちが良い?」という疑問は議論が過熱するテーマですが、私は労力と効果を考えるとTOEICが良いと断言します。しかし、英語試験を通して何をしたいか考えていなければ、TOEICも英検もその価値を発揮することはありません。

最後に私の失敗と成功をお話します

私も大学生のときに大した目的がない状態で、TOEICか英検どっちが良いか分からず悩みました。

とりあえずTOEICの勉強を始めて、毎月開催されていた学内のIPテストを合計48回受験しました。

TOEICで900点を超えるスコアを連発した時期もありましたが、目標設定がなかったのでスコアを活かしきれず、英語実務に関係のない正社員になってしまいました。

その後、外資系企業に転職したときに、英語の仕事がしたいと思うようになり、再び本気で学習をスタート。今では、実務を手に入れ、キャリアアップにも繋げることができました。

『どっち問題』を考えることも非常に重要であることは、私も経験したので理解できます。
それを踏まえて、私からのアドバイスとしては、ぜひ目的や目標についても合わせて考えるようにしてください。

「ラクできそう」という理由で安易な選択をしてはいけません。

TOEICと英検は全く別モノの試験ですので、どっちかを選ぶときは、実はすごく重要な選択をしていることを自覚しておくべきですよ

将来的なキャリアプランを充実させるために、英語試験を検討している人も多いかと思います。
どのようにキャリアに繋げていくのかについても考えてみてはどうでしょうか?

ここに参考になりそうな記事をひとつ加えておきます。

≫ せっかくの英語をキャリアアップに活用するタイミング