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【毎週更新】2022年 米国株 主要ETFの週間・月間・年間の騰落率(パフォーマンス)

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【毎週更新】2022年 米国株 主要ETFの週間・月間・年間の騰落率(パフォーマンス)投資
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【第20週】2022年5月16日〜5月20日 米国株ETFの騰落率

 

【第20週】2022年5月16日〜5月20日 米国株ETFの騰落率
【第20週】2022年5月16日〜5月20日 米国株ETFセクター別パフォーマンス
【第20週】2022年5月16日〜5月20日 米国株ETFテーマ別パフォーマンス

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今週はここ数年で最大の株式クラッシュが発生しました。ダウ・ジョーンズが-3.57%、S&P500が-4.04%、ナスダックが-5.06%の下落を見せています。

米国の大手ディスカウントストアのターゲット(ティッカーシンボル:TGT)の決算において、1株利益がコンセンサス予想を大きく下回りました。「インフレによる物価高騰で消費者マインドが著しく低下しているのでは?」という憶測がマーケット全体に漂いました。それを皮切りに株価の下落に耐性があるとされるディフェンシブセクターが強く売られる展開となりました。

この下落を受けて、S&P500はベアマーケット入りとされる年初来-20%を超えるタイミングがありました。またS&P500の10年平均価格を明確に下抜けしたため投資マインドは良くないと思われます。

FRBが株価の急落を伴ってもなおインフレ退治に躍起になっていること、それにより投資家と消費者のマインドが低下することで、より「リセッションが来る」意識されてしまったことは大きな転換点になった可能性があります。

米国株のどこを見ても『安値で放置されている』銘柄だらけです。現在のS&P500の向こう12ヶ月の予想PERは16倍です。これは過去10年の平均PERの17倍と比較しても割安です。とはいえ、積極的に買いにいける環境ではないと思います。

PCC(プット・コール・レイシオ)の割合が高値にあるため、直近では買い戻しによるリバウンドが見られると思います。短期投資ではチャンスが点在していそうですが、あまり無理をする必要はありません。

【第19週】2022年5月9日〜5月13日 米国株ETFの騰落率

【第19週】2022年5月9日〜5月13日 米国株ETFの騰落率
【第19週】2022年5月9日〜5月13日 米国株ETFセクター別パフォーマンス
【第19週】2022年5月9日〜5月13日 米国株ETFテーマ別パフォーマンス

コメント

今週は多くのアセットクラスで大きな売りが発生しました。バリエーションが大きく低下しているため、長期投資では安く買える展開が続いています。とはいえ、今後のボラティリティには要注意です。

今週は4月の米国消費者物価指数(CPI)と米国企業物価指数(PPI)が発表されました。CPIは前年比8.3%(予想 8.1%・前回 8.5%)となりました。CPIは前年同月比で計算されるため、2021年4月から物価上昇に転じたことを考慮すると、2022年4月のCPIがピークになる可能性が濃厚となりました。一方で、依然として8.3%の高値を維持しており、コンセンサス予想を超えたことから株式市場では売り圧力が発生しました。

また、現在の米国10年国債の利回りが3%前後を推移しているため株式バリエーションを低下させていることも株式が大きく売られた理由です。

パウエル議長がMarketplaceのインタビューを受けています。9月のFOMCでは必要に応じて0.75bp(トリプル利上げ)のカードも持っている旨の発言をしています。今年の相場はFRBの利上げですべてが左右されます。来週からしばらく大きなイベントはありませんので短期的に買い戻しが発生すると考えています。とはいえ、警戒感を緩められる状況ではないと思います。

ドル円に関してはゴールドマン・サックスなどの投資銀行からピーク感を示すレポートが多く出てきています。先週までは135円まで円安が進行すると言われていましたが、リセッションを再び意識する声が増えるとともに円高傾向に進みそうです。