皆さん、こんにちは。
IF30のほろほろ(@investfrom30)と申します。
仕事はキツくて当たり前だと思っていた、昭和ラスト組(昭和63年生まれ)です。
リーマンショック後の就職氷河期の中で、医療機器の総合商社に内定し、恐ろしいほど働きました。
しかし、死ぬほど働いたわりに得られるモノは少なかった…です。
この記事が気になった皆さんも、もしかすると「仕事きついな」と感じているかもしれません。
- 早起きして通勤するのがキツい…!
- 毎朝、嫌いな上司に会わないといけない…キツい!
- やりがいを感じるけど、忙しすぎてキツい…!
- 他人と相対評価されてキツい…!
- 給料が低すぎてキツい…!
このように思って、日々の仕事に励んでいたのは、昔の私です。
現在進行系で「仕事がきつい」と感じられている人の気持ちは、痛いほど分かります。
このような仕事のキツさから少しでも開放される方法はないのか?
私はとにかくもがきましたが、最後に仕事のキツさを、ある程度解消することができました。
先日、私はこのようなツイートをしました。
仕事がキツいと感じている人は、それを「甘え」だと自分に厳しかったりします。
— ほろほろ (@investfrom30) October 10, 2020
前職にいた時の私もそうでした。
労働時間が半端なかったのですが、たぶん感覚が麻痺してました😅
「それを我慢して将来得られるものは何だ?」と俯瞰して考えることができ、転職に至りました。#転職
仕事がキツいと感じている人は、自分に厳しかったりします。
前職にいた時の私もそうでした。
労働時間が半端なかったのですが、たぶん感覚が麻痺してました…
「それを我慢して将来得られるものは何だ?」とあるとき、俯瞰して考えることができ、転職を決意しました。
結論、どんな仕事をやっても必ず『きつい』はずです。
責任の少ないアルバイトの仕事でも、それなりにキツいのですから仕方がありません。
問題は、その『キツさ』以上に得られるものがあるかどうか。
それは果たして『お金』だけなのでしょうか?
私の経験談を踏まえながら解説をしていきます。
この記事の内容
- 仕事がキツいのは当然という風潮
- 仕事がキツいのは根性が足りてない?←いいえ、違います
- ストック型の思考を持って、働く環境に変化を与えよう
なお、現在の私も医療機器メーカーの営業職でバリバリ働いております。
オフィスの無い外資系企業に転職したことにより、通勤やオフィスワークを排除しました。
きついと感じる部分をできる限り、無くしていきました。
結論的には環境による部分がどうしても大きい…。
ただ、環境が勝手に変わることはほとんど期待できないです。自分から環境を変えていくマインドも必要かと思います。
「次の会社もキツい仕事だったら、今いる会社の方が良さそう…」と不安になるかもしれません。
実際に私も決断するまで悩み続けました。
ただ、昔の自分に教えてあげたいことは「悩むだけ損。まずは行動しろ」ということです。
次の会社で二の舞にならないためのポイントもこの記事では紹介していきます。
仕事がキツいのは当然という風潮
どうして仕事がキツいと感じるのか?
多分それは、「仕事はきつくて当然」という考えを持っている人に囲まれて仕事をしているから。
その当然の基準は組織に合わせられています。
つまり、個人に合わせられていません。
だから、同じ仕事をしていても、人によっては仕事が相当キツいと感じることがあります。
仕事の『やりがい』と人生の『生きがい』が一緒になってませんか?
フリーランスでも、サラリーマンでも仕事に人生の生きがいを見つけ出そうとする人がいます。
これは正しいアプローチでしょうか?
本当に「仕事が大好き!人生の生きがいだ!」という人なら、突き進めればOKです。
(ただ、退職後の喪失感は考えものですが…)
人の基準に合わせると圧倒的に損します
組織にいると『仕事が人生の生きがい』になっている人が1人くらいいるはずです。
こういった考え方の人を否定するつもりは一切ありません。
注意をしないといけないのは、そういったハイ・パフォーマンスの人に組織全体が影響を受けること。
組織としての基準は『仕事が生きがいでハイ・パフォーマンス』な人に合わせられやすいんです。
これは、私がいた商社でも、現在の医療機器メーカーでも同じです。
一部の『仕事大好きで実績もこの上なし』という人たちと、相対評価される環境になっています。
そこに合わせようとすると、自分も仕事に生きがいを見いだす必要が出てきます。
しかし、ここには個人差が大きくあります。
ほとんどの場合、ただ「仕事がキツい」と感じるだけ…
恐ろしいほどのキツさを感じている人がいるなら、あなたがどこの基準に合わせて仕事をしているのか確認してみて下さい。
無理に他人の基準に合わせて、仕事をする必要なんてありません。
基準がどこにあるのか?
- 『やりがい』と『生きがい』が混同されている基準ではないか?
- その基準は自分の許容範囲に収まっているか?
このあたりを思い浮かべてみて下さい。
「混同しているけど、許容範囲かな?」と思っても、日常的に仕事にキツさを感じているなら要注意ですよ。確実にじわじわ消耗しています。
時間のリソースで考えると大損することも
私の経験が正しければ、こういった『仕事が生きがい』の社員が多い職場は、良くも悪くも人生のリソースを仕事につぎ込む必要が出てきます。
自分に合わないと感じるなら、長くいるほど損をしてしまう可能性が高いです…
自分の性格を職場の雰囲気に合わせるのは、健康にも悪い
仕事をするなら、職場の雰囲気に合わせるというキツさもありますね。
これも「当然」という言葉で簡単に片付けられてしまいがちですが、その雰囲気に影響を受けつづけることは注意しておいた方が良いです。
例えば、「この会社は給料は安いけど、そんな大変じゃないから〜」という職場に「自分のレベルなら仕方ないか、本当はなんとかしたいけど…」と思いながら入社しても、そのうち「給料が上がらなくてキツい…」「時間が余りすぎて、オフィスでの世間話がキツい…」と感じるようになるかもしれません。
いろいろなキツさはありますが、自分の性格や抱えている問題意識と、職場の雰囲気にギャップがありすぎるなら注意が必要。
私の場合は、マイペースに仕事をしたいという性格と、土日も関係なくセミナーに参加しなくてはいけないという職場の雰囲気にギャップがありすぎて、最後には体調を崩しました。
ワガママになれ!と言っている訳ではありません。
少しラフな感じてやらないと心身に悪いということです。
自分の本来のキャラクターを抑圧している状態は、実はかなりストレスがかかっています。
仕事がキツいのは根性が足りてない?←いいえ、違います
仕事にキツさを感じている人は、真面目に一生懸命な仕事をしているはずです。
これは素晴らしいことだと思います。
昔の私がそうでしたが、「先輩も後輩もみんな頑張っている。だから、自分も頑張らないと…!」このようなモチベーションで、仕事のキツさを克服している人もいるでしょう。
ただ、説明したとおり基準や性格や問題意識とのギャップが大きすぎる環境では、気持ちでカバーできないこともあります。
そんな状態でアクセルを全開にしていたら『心がポキッと折れます』
仕事のキツさを克服していく努力は大切ですが、健康を害するまでにやる必要はないと思います。
それは『根性不足』でもなんでもありません。
お伝えしたとおり、基準は個人で合わせられていないので、根性論で簡単に解決できる話ではない場合もあります。
労働時間と給料が釣り合わない(見えない労働時間)
私の場合はとにかく労働時間が長かった…
始業9時→終業17時→退社21時
毎日、12時間も仕事にリソースを割いていたことになります。
これは実働時間です。(休憩を取れるときもありましたが…)
実働時間に含まれない通勤時間を入れると、さらに恐ろしい…
起床6時→電車7時→出社8時→退社21時→帰宅22時
これを5年間続けました。
それでも給料はほとんど上がりません。
見えない労働時間を考えると、給料はまったく見合っていませんね…
1年目の初任給22万円で計算すると、手取りの時給換算は560円
実はバイト以下だった…
給与水準の低い業界だと、すぐに天井にぶつかる
仕事のキツさは、給料が労働の対価に見合っていない時にも感じやすいです。
理由は「しんどさを割り切れるモノすらない」から。
ただ、しんどいだけの状況は辛いですよね…
ここで気をつけたいのは、給与水準の低い業界で働くこと。
給与水準の低い業界の問題点は、給料の天井があらかじめ設定されてしまうことです。
その業界にいる人の多くは、その上限を目指して頑張っています。
下位グループでもパイの奪い合いが発生するため、明らかに消耗しやすいのです。
私が10年以上いる医療業界もメーカーが一強という構造でして、商社からメーカーに転職してなんとか光が見えました。
業界を変えてしまう行動はチャレンジに見えますが、実は合理的だったりします。
我慢して働いて、将来に得られるもの
「仕事がキツすぎる…転職するべきか?」とかなり悩んでいる人は、「これを続けて将来に得られるものはなにか?」を考えてみてはどうでしょうか?
将来得られるものが少ないなら、バシッとリセットしてしまうのも一つの方法です。
私の場合も、片道1時間の通勤、土日の出社など続けて、未来に得られるモノが想像できずに転職しました。
キツい仕事をしなければ、将来なにか成果を得られないという考え方は、半分正解、半分間違いかなと思います。
つまり、『キツさ』が必ずしも将来の果実になるとは限りません。
この部分について解説をしていきます。
ストック型の思考を持って、働く環境に変化を与えよう
現在進行系で『仕事キツい』と感じている人に、早急に確認をして欲しいことがあります。
読者様の仕事の内容はストック型でしょうか?それともフロー型ですか?
- ストック型:日々の業務が蓄積されていき、将来の仕事に繋がっているもの
- フロー型:日々の業務が単発で終わり、将来の仕事に繋がらないもの
ストック型は商品の作成などの成果物が明確です。
仕事をすることによって、知識やノウハウが貯まるものも該当します。
フロー型はすべて単発で終わる作業です。
それをすることで、知識やノウハウを得ることができないものも該当します。
一長一短がありますので、絶対にこちらが良いということはありませんが、『仕事のキツさを緩和する』という観点ではストック型の方が優秀です。
ストック型で経験を溜めていく重要性
ストック型の業務を中心にやれば、知識やノウハウが蓄積されます。
例えば、Webマーケティングの会社ならSEOの知識、商品制作の業務なら企画について学べるわけです。
職場を変えても、同じ理由で『仕事がキツい』と感じてしまいそう…
先ほど、「仕事がキツい。転職しよう…!でも、次の職場も同じなら…」と不安に感じる人が多いとお話しました。
ストック型の業務をやっておけば、どうしても仕事がキツいと感じたときに、転職がしやすくなります。
もちろん、簡単に仕事をやめてしまうのは良くありません。
一般的に、転職回数が増えると、良い条件の企業から声がかかりづらくなります。
しかし、ストック型で経験とノウハウを得ていれば、これを回避できる可能性が高まります。
場合によって、ストック型の業務で得た知識を使って、フリーランスになることも可能です。
これまでに、転職をしても「仕事がキツい」と感じてきた人は、ストック型の業務を検討するべきかもしれません。
フロー型は消耗しやすい
フロー型の業務で仕事にキツさを感じている人は、日々の業務に追われているのではないでしょうか?
それをやることで生産性を感じないという場合は、ストック型を検討しても良いかもしれません。
もちろん、フロー型の作業が好きという人もいるかと思います。
数をこなせる人なら、ストック型の業務より短期間で大きな成果を上げることもできます。
どちらが良い、悪いという話ではありません。
ただし、フロー型は数をこなすことで成果に繋がるため、とにかく走り続ける必要があります。
「仕事がキツい」と感じやすくなる働き方であることは、理解しておいた方がよいです。
給料をもらいながらスキルを得る方法
世の中には、こんなお得な方法があります。
それはストック型の仕事をやるだけです。
ストック型の業務の優れている点は、お金をもらいながら経験やノウハウを手に入れることができることです。
「英語の勉強がしたい!」「プログラミングを学びたい!」と思ったとき、普通ならお金を払って教材を買ったり、スクールに通うはず。
それを実務をしながら学ぶことができ、分からないことは先輩から吸収できます。
そして、お金までもらえるのですからメリットが大きいと思いませんか?
最終的に、実務から手に入れた経験とノウハウを持って、転職したり、独立したりしても問題ありません。
将来のキャリアを考えるときには、ストック型は大きなパワーを発揮します。
そんな、ストック型の業務を手に入れるなら、各業界の情報を持っている転職サービスを利用することをおすすめします。
私の場合は「英語を実務で使える営業職」「オフィスなしの会社」という要望を、転職サービスに伝えて、現在の外資系企業を紹介してもらいました。
レベルはまだまだ低いですが、英語文献の翻訳作業や外国人の同行に伴った通訳などをとおして、経験とノウハウを積み上げていっています。
前職で感じていた、とてつもない仕事のキツさを『ストック型』と『オフィスなしの会社』に切り替えて解消することができました。
「日々の仕事のキツさをなんとかしなくては!」と考えられている人は、まずは行動をするのが大切かと思います。