こんにちは。IF30管理人のほろほろ(@investfrom30)です。
突然ですが、みなさんは英語学習で得られたスキルをキャリアに活かせていますか?
こんなことを言っている私は、のんびり10年ほど英語を勉強しています。
ただ、自分の英語スキルが社会で通用するのか分からなくて、上手に活用することができない時期がありました。

ボクの英語力じゃ実務なんて難しそうだな…?

TOEICで高得点を取らないと相手にされないでしょ…?

どれくらいから「英語ができる」って言っていいのかな〜
私が停滞していた理由でもありますが、このような疑問を感じている人も多いはずです。
せっかくの英語学習を利用したキャリアアップのタイミングを掘り下げます。
英語をキャリアアップに活用するタイミング
現在進行系で学習中の英語をキャリアアップに活用したいと考えても、タイミングや具体的な方法が分からない場合がほとんど…
解決策として、このような3つの提案を行います。
- ベストタイミングという考えを捨てよう
- きっかけが必要→TOEICや英検を活用する
- まずは小さな実績→他人頼りでもOKです
なお、このアイデアは私が実際に検証済みであり以下のような効果を上げています。
- 中小企業か5000人規模の外資系企業に転職成功
- 営業職ながら外国人スタッフと顧客訪問
- 32歳で管理職(見習い)に昇進
- 年収:転職前350万円(4年前)→転職後600万円(去年)→700万円(今年)

英語で業務をスタートした頃に保有していた英語資格はゼロ。
さらに言うと英会話がなんとかできるレベル。
こんな感じの私ですが、上記のような内容をそのまま行動に移していったらキャリアアップがそこそこ進みました。詳しく解説していきます。
ベストタイミングという考えを捨てよう
英語をキャリアアップに活用する際に「実力的にもうそろそろかな?」というマインドに陥りがちですが、多分ベストタイミングなんて存在しません。
先日、私はこのようなツイートをしました。
英語ってどれくらいのレベルから実務で使えるのか疑問に感じるかもしれません。
— ほろほろ@長期投資家 (@investfrom30) September 19, 2020
英語が直接お金を生み出す仕事ならハイレベル
間接的ならミドルレベル
ざっくりですが、こんな感じで大丈夫
私は医療文献のサマリーを作ったりしてますが、間接的なのでミドルレベルの英語力でも重宝されてるはずです😌
そこまで高い英語力がなくても、英語を使ってキャリアアップできたのは、社内において自分から英語に関わってきたから。
「あなた結構アグレッシブなのね」と思われるかもしれませんが、私はわりと大人しい性格です。
ガツガツ自己アピールしたというよりも、「あっ、自分ちょっと英語できます」くらいのアピールを定期的に出していくことが大切かと思います。
タイミングというよりも『英語ができる人』として発信を続けて、仕事を取りに行く意識を持つと良いかもしれません。
キャリアアップに使える環境は揃ってる?
当たり前ですが需要があってこそ、英語をキャリアアップに使えます。
つまり、今いる会社や環境に少しでも英語の要素があるのか客観的に見てみましょう。
ちなみに、私がいる医療業界は英語のオンパレード。
理由は日本で流通している医療品の8割くらいが海外製品だからです。
転職してすぐの時期は、低レベルな英語力でなんとか通訳をしたりしていました。
けれど、経験は机上の学習より勝っており年々レベルが上がっているように思います。
実務に移れると英語力が一段と上がりやすいです。
きっかけが必要→TOEICや英検を活用する
タイミングではない。
英語の需要がある環境に身を置いて簡単な業務から挑戦することが重要だと提案させて頂きました。
とはいえ、「自分ちょっと英語できます」のアピールをするきっかけが欲しいと感じる人もいるでしょう。
そんな時はTOEICや英検などの資格の出番です。

TOEIC800点くらい必要なんでしょ?
と思うかもしれませんが600点前後のスコアがあればアピールできますし、簡単な業務を任せて貰いやすくなります。とにかく自分から関わらないとTOEIC990点でも実務に結びつきません!
TOEICの点数(スコア)から見る英語レベルは?【100点ごとの目安を解説します】の記事にスコア帯ごとの英語レベルと需要の関係を記載しています。TOEICの平均点は550〜570点ですので、まずは手軽にこのあたりを狙ってみましょう。
海外事業部や海外出張などは最低700点以上と世間一般的に言われていますが、私はこの目安に少しばかり疑問を感じています。
何かルールで決まっている訳でもありませんので、働く環境と会社の寛容性によって異なるとしか思えません。
もちろん、業務内容によっては非常にハイレベルな英語力が必要なこともあります。
自分の現在のレベルより2〜3歩ほど引いて行動するのが良いかもしれません。
あまりにも低い点数はあえてアピールする必要はありません。自己紹介や履歴書に記載すると英語がまったくダメな人と扱われる可能性があります。
- TOEIC:500点
- 英検:2級
このあたりなら「英語を頑張ってます!」と発信しやすいですね。
まずは小さな実績→他人頼りでもOKです
英検1級でもTOEIC990点だろうと主体的に実務に関わっていく意識が大切。
資格を全面的に押し出すよりも、英語の能力を会社や誰かのために役立てたいというマインドの方が100倍重要です。
とはいえ、いきなり通訳やガチの翻訳などは難しいので、まずは簡単な業務にチャレンジして小さな実績を作りましょう!
ちなみに、私が初期のころにチャレンジした業務はご覧のとおりです。
- 挨拶程度の英文メールの返信(手伝い)
- 競合品に関する海外情報の非常に簡単なリスト作り
- 外国人スタッフの同行スケジュールの簡単な翻訳
そして、そのチャレンジを同僚や上司にしっかり見えるように発信しましょう。
簡単な内容であっても、見る人によっては「すごい!」と思ってもらえますし、英語で誰かの役に立ちたいという気持ちがあなた自身の存在価値を高めてくれますよ。
なかなかチャンスが回ってこない場合の解決策
英語を頑張っている、小さな実績も積み上げている。
それでも本格的に英語業務を任せてもらえない…そんな時はどうしましょう?
あなたが英語の業務に関わりたいことを上司は気がついていますか?
英語はできるけど、周りの人に認知できてないことが多いので注意した方が良いかもです。
なんで気づいてもらえないの?←あなたのアピール不足かも
このような場合は人事面談のときに相談すると良いかもしれません。
また、普段から何気ないPR活動も重要です。
グングン進んでいる人は「私やります!」と積極的に行っても良いと思いますよ。
本当に英語の需要がある環境ですか?
○○貿易株式会社というような企業に勤めているけど、実はそんなに英語業務がないというパターンも存在します。
たしかに海外製品を扱っているけど、蓋を開けると国内の仲卸業者から仕入れていたみたいな…
実は私が新卒で入った貿易会社がこんな感じでした…需要のない環境ではそもそも目を出すのが難しいです。『英語ができればなおよし』←要注意
英語でキャリアアップするなら環境がめっちゃ大事
- 主体的にやっても誰も気づいてくれない
- よく見てみたら英語の需要ないじゃん!
このあたりはあるあるパターンですので、人望に恵まれない、英語の需要がない環境であれば場所を変えるのが一番ですよ。
英語業務の実績が積める環境に身を置くことがスタート地点であることを忘れないで下さい。
英語実務の実績が積める環境
- 英語の需要がある
- 発展途上の社員に寛容
- 社員教育に英語を取り入れている
私は思い切って転職しました
私は27歳のときに少しでも英語に関わっておきたいと思って、転職という方法を選びました。
転職した外資系の医療メーカーでは、英語が本来不要な営業職となりました。
しかし、自分から英語業務に関わり、英語で役に立とうとした甲斐があってキャリアアップとしては成功したと感じています。
転職活動はなかなか大変でしたが、行動して良かったと今でも思います。
行動していなければ、現在の業務で培った英語力も年収も無かったのですから。
もし皆さんも環境を変える必要があり行動されるなら、確実に英語業務の実績を積める会社との出会い方をお伝えしておきます。
条件は求められます
ただ、TOEIC500点以上、英検2級以上の英語資格を達成できていることが条件だと考えておいて下さい。
そして、エージェントと呼ばれる担当者が付く転職サービスを利用しましょう。
英語資格を達成しておく理由は、「英語の実績が無いのにとにかく経験を積みたい人」と捉えられないようにするためです。
海外製品を取り扱う企業とのコネクションが強い転職サービスが良いかと思います。
登録すると担当者が付きますので、電話やWeb面談で『現在の英語レベル(資格)、英語の業務に携わりたいこと、経験を積みたいこと』を正直ベースで伝えましょう。
これは私がやった方法をそのままお伝えしています。
私の場合は他にも業界、年収、勤務地などいろいろと条件を出しました。
そして、今の会社と巡り合わせてもらえました。
エージェントは内定者が3ヶ月以内に退職すると報酬が得られないため、あなたの希望にあった企業を本気で探してくれますよ。
ちなみに、私がお世話になったのは「JAC Recruitment」という転職サービスです。
外資、医療品、貿易など英語業務の需要がありそうな業界を得意にしています。
3ヶ月間しっかりサポートして貰えましたので、「英語経験を積みたい」という私の無理なお願いにも柔軟に対応してくれました。
まずは実績、質はあとから
というわけで、こんかいの記事はこのあたりで終わります。
最後に1つだけアドバイスがあり、「まずは小さな実績にこだわり、質はあとから補強しよう」ということです。
ときどきブログやツイッターで相談を受けることがあるのですが、私より英語ができそうな人が「自分のレベルでも通用しますか?もう少し勉強してからの方が…」と悩んでいてびっくりします。
僭越ながらアドバイスさせて頂くことは、「実績はすぐに手に入りませんが、質は後からでも何とかなります。」です。いや、環境を整えてしまえば何とかしないと行けなくなるんです。
それでは終わります。
是非、小さな実績にこだわりつつ英語学習をキャリアアップに転換させて下さいね。