TOEICの点数配分の仕組み【たった4ヶ月で860点を取れた理由が分かります】

TOEICの点数配分の仕組み【たった4ヶ月で860点を取れた理由が分かります】TOEIC
悩んでいるうぐいすのイラスト

TOEICの点数配分を知りたい人

「TOEICって複数のパートに分かれているけど配点の割合はどれくらい違うんだろう?TOEICは1問5点と聞いていたけど、よく考えると、200問あるのに最高点が990点ってどうして?点数配分を理解すれば効率よくスコアは上がりますか?」

こうのような疑問を解決します。

この記事の内容

  • TOEICの点数配分の仕組み
  • TOEICのパートごとの点数配分の割合
  • TOEICの試験対策は点数配分が多いところから
スポンサーリンク

TOEICの点数配分の仕組み

先日、私はこのようなツイートをしました。

TOEIC対策と聞くと、単語をがむしゃらに覚えたり、問題集を解きまくるというイメージがありますよね。

でも、配点や点数配分の割合の観点からTOEIC対策のアプローチをしたことはありますか?

私は、早めにこのあたりの知識を理解したので、短期間で高得点を獲得できました。

TOEICでよくある現象

今回のTOEICは難しかったのに、思ったよりスコアが良い!

やったー!

今回のTOEICは簡単だったのに、予想以上にスコアが悪い…

ボクには英語なんて向いてないんだ〜

TOEICをやっていると、このような自己評価と反対の現象が起こることが、よくあると思います。

このような謎の現象が起こるTOEICの配点の仕組みから理解していきましょう。

TOEICは1問5点ではない

TOEICは1問あたり5点で計算すると聞いたことがある人も多いはず。
しかし、正確に言いますと、これは間違いです。

TOEICのセクションごとの最低点と最高点はご覧のとおり。
これを合計すると最低点は10点、最高点は990点というふうになります。

セクション最低点最高点
リスニング5495
リーディング5495
合計10990

TOEICはリスニング100問とリーディング100問の合計200問で構成されています。
1問5点で計算すると、最高点が1000点になりますので、おかしなことになってしまいます。

TOEICのスコアは統計処理がされている

では、TOEICを受験した後に、送られてくるハガキに記載されたスコアは一体何なのかという疑問を感じるはず。

残念ながら、TOEICの具体的なスコア算出の方法は公表されていません。

一方で、過去のTOEIC試験を遡って、統計的なスコアが受験者に返される仕組みをとっているようです。(TOEIC公式から概要説明)

ちょっと何を言っているの分からないですけど…?

たしかに、統計処理と言われるとややこしいですね。

私たちが考える一般的なテストは『加点方式』ですが、TOEICのテストは加点方式に加えて、「過去の試験の難易度を参考に点数を修正しますよ〜」というイメージです。

そんなことしたら、損をする受験者が出るじゃないですか!!

勝手に点数を変えるなんてひどい!

このような不満の声が聞こえてきそうですが、TOEICのスコアが進学・就職・キャリアアップで有効活用できるのも、この統計処理のおかげでもあることを忘れてはいけません。

例えば、問題内容が簡単な回のTOEIC試験を受けた人と、難しい回の試験を受けた人が同一で扱われるなら、TOEICは「ラッキー要素」のある試験になってしまいませんか?

そうなると、TOEICスコアの信頼性が無くなってしまいます

過去の試験の難易度を統計的な観点から分析して、すべての試験に反映させることは、合理的な配慮と言えるでしょう。

TOEICの統計処理のイメージ

冒頭にあった「難しっかたのにスコアが良かった」という現象は、こういった統計的に処理がなされたスコアが受験者に届くためなんですね。

TOEICのパートごとの点数配分の割合

リスニングリーディング
素点換算点範囲素点換算点範囲
96-100475-49596-100460-495
91-95435-49591-95425-490
86-90405-47586-90395-465
81-85370-45081-85370-440
76-80345-42076-80335-415
71-75320-39071-75310-390
66-70290-36066-70280-365
61-65265-33561-65250-335
55-60235-31055-60220-305
51-55210-28051-55195-270
46-50180-25546-50165-240
41-45155-23041-45140-215
36-40125-20536-40115-180
31-35105-17531-3595-145
26-3085-14526-3075-120
21-2560-11521-2560-95
16-2030-9016-2045-75
11-155-7011-1530-55
6-105-606-1010-40
1-55-501-55-30
05-3505-15

こちらは、公式問題集TOEIC Listening & Readingに記載されている、スコア換算表です。

目指したいスコアがあるなら、どれくらいの素点を取る必要があるのか分かります。

ここに統計処理が加えられますので、あくまでも目安として理解しておきましょう。

パートごとの配点の割合

TOEICは7つのパートに分かれており、パート1〜パート4はリスニング、パート5〜パート7はリーディングです。

そして、パートごとに問題の内容が異なります。

特にパート7はシングル・ダブル・トリプルと呼ばれるように、複数の情報源を頼りに長文読解を行うため、厳密にはTOEICは9つの細かなパートを持っていると言われています。

そのTOEICのパートごとの点数配分の割合は、このようになっています。

パート内容問題数割合
パート1写真描写66%
パート2応答2525%
パート3複数人の会話の把握3939%
パート4一人の会話の把握3030%
パート5短文穴埋め3030%
パート6長文穴埋め1616%
パート7(シングル)長文読解2929%
パート7(ダブル)長文読解1010%
パート7(トリプル)長文読解1515%

TOEICの試験対策は点数配分が多いところから

最近、スコアが伸び悩んできた…

TOEICの試験対策が上手くいかないなぁ。

TOEICをやっていると500点〜600点台で頭打ちしてしまうことがあります。

これは、過去のTOEICの試験データからも検証されていることでして、500点〜600点はTOEICのマス層と言われています。

多くの受験者がこのスコア帯に分布し、600点以上の獲得者の人数が減少に転じることが分かりますね。

このあたりは、TOEICのスコアアップの壁になりやすいところ。

TOEIC L&R 第247回の公式データから作成したスコア分布
TOEIC L&R 第247回の公式データから作成

もしも、このような状態に陥っているのなら、一度チェックするべきことがあります。

リーディングの正答率が悪い場合

何度も受験しているのにスコアが頭打ちしている人にお聞きしたいのですが、

リーディングは最後の問題まで丁寧に読めていますか?

パート7の途中で時間切れしていることが多いかも?

ななめ読み・スキミングをしてなんとか最後まで回答してます!

でも、丁寧ではないかな〜

TOEICのリーディングは難しい…

過去の試験データをみても、リーディングはリスニングよりも平均点が低く、難易度が高いことが分かります。

第247回リスニングリーディング合計
平均スコア320.6260.6581.2

実は、TOEICのスコアの伸び悩みはリーディングが原因であることが多いんです。

そのため、リーディングの攻略を、点数配分の観点から考えてみます。

パート内容問題数割合
パート5短文穴埋め3030%
パート6長文穴埋め1616%
パート7(シングル)長文読解2929%
パート7(ダブル)長文読解1010%
パート7(トリプル)長文読解1515%

リーディングの点数配分をもう一度見ると、パート5やパート7(シングル)の割合が多いことが分かります。

この部分は、効率的に稼げるパートです。

リーディングは時間厳守が命

TOEICに出てくる英単語や文法表現は、そこまでレベルが高いものではありません。

中学校〜高校レベルの英語がほんどですので、ある程度の英語学習者であれば、ゆっくり回答すれば問題なく正解を導き出せることが多いです。

しかし、TOEICのリーディングが難しい理由は、とにかく時間がないことです。

私が4ヶ月という短期間で860点を獲得できた理由は、英語力よりも『時間配分の理解』と『点数配分の多いパートの攻略』に重きをおいて対策したからです。

戦略的な時間配分については『TOEICの時間配分を理解すればリーディングの「時間切れ」を無くせます』の記事を見てください。

試験対策としては、

  • パート5の正答率を上げるための学習と1問20秒を厳守する
  • パート7(シングル)の簡単そうな問題の選別と時間厳守をする

こういった部分を意識してTOEICの勉強をすると良いです。

パート5とパート7(シングル)の正答率・回答時間を改善できれば、他の問題に回せる時間が増えますので、結果的にスコアが劇的に良くなります。

反対に、この部分を改善しないと、スコアが頭打ちの状態から抜け出せなくなるかもしれません。

点数配分の多いパートの勉強方法

勉強方法はとてもシンプルで、普段TOEIC対策に使っている問題集を、時間を測りながら繰り返しすれば大丈夫です。

特に、パート5は厳密に時間が決まっていますし、パート7(シングル)のおおよその時間配分も存在します。

パート7時間問題数
パート510分30問
パート7(シングル)25分29問(大問10)

おすすめの教材

基本的に普段使用されている問題集で良いと思います。

参考までに、私が4ヶ月で860点を取った時に使用していた問題集と参考書を紹介します。

私の基本戦略として、教材は分散させないという考えがありました。

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問  (著者:TEX加藤)

こちらは、パート5の正答率と時間配分を意識して使用しました。

使い方は、とにかく1問20秒を意識して回答する。
間違った問題・ラッキーで正解した問題に付箋を貼って、毎日繰り返し練習するイメージです。

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集

こちらは、リーディング全体の試験対策として利用していました。
特に、パート7(シングル)を25分以内で読み切り、マークする練習は何度も繰り返しやりました。

私の場合は、まず『設問』を読んで、簡単そうな問題か数秒で判断して、回答をしていきます。難しそうなら、すぐに他のシングルパッセージの問題に移動して、25分以内に残した問題に戻ってくるという方法でやっていました。

公式問題集の効率的な使用方法は、TOEIC公式問題集の正しい使い方【たった3ヶ月!800点超えの方法を徹底解説します】をどうぞ。

パート7(トリプル)は?

パート7(トリプル)が最も難しいから、そこを対策した方が良いんじゃないですか?

と思われる人もいるでしょうが、そのとおりです。

TOEICで高得点を出したいなら、パート7の最後の問題まで読み切ってマークすることが重要です。

ただし、ななめ読みやスキミングといった、小手先テクニックを使うのはNGです。

これができる人は、基本的に上級者です。
しかし、上級者なら普通に速読した方が良いと思います。

もとになる『英語力』が育たず、ただのTOEICマニアに成り下がる可能性があるため、私ならおすすめしません。

以上が、TOEICの点数配分と配点の割合についてです。

パイの大きいところから効率的に

TOEICのスコアアップを効率的に目指したいなら、闇雲に英語を勉強するだけでは十分ではないかもしれません。

釣りをするなら、魚がたくさんいる場所を探しますよね?

TOEICも同じように、配点の割合が多いところを集中してテスト対策をするのが、圧倒的に効率が上がります。

効率が上がれば、リーディング全体の時間コントロールも改善し、TOEICのスコアも上昇するという、好循環を生み出せるわけです。

単語や文法の勉強も大切ですが、まずはTOEICの仕組みを勉強するのはいかがでしょうか?

コメント