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2023年6月4日
6月2日の米国市場は大幅に上昇しました。
雇用統計がエコノミスト予想より改善したため、FRBによる利上げが加速すると思われましたが、FOMCメンバーから6月のミーティングでは現状維持を支持する声が多いことが背景にあるようです。
6月の利上げが無い可能性が高い中で、債務上限問題も解決され、さらに雇用統計が良かったため、久しぶり「良いニュース=相場に良いニュース」として認識されたようです。
これまでのFRBであれば、今回のような雇用統計の結果が出れば「即利上げ!」というスタンスでしたので、考え方がマイルドになってきたと市場は受け止めているのでしょう。
とはいえ、6月のFOMCでは様子見的に金利維持を選択する可能性があり、すぐに利下げに転じる訳でなく、あまりにも良い雇用統計が続けば、再び利上げになるリスクはあると考えます。
5月の雇用統計とFRBによる利上げの要点は以下のとおりかと思います。
- 5月の米国の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比で33万9000人増加し、エコノミストの予想を上回りました。
- 一方で、失業率は3.7%に上昇し、市場予想を上回りました。
- 平均時給の伸びも鈍化し、前月比で0.3%増加しました。
- 特に専門職・ビジネスサービス、政府部門、ヘルスケアで雇用が増加していることが目立ちました。
- 失業率の上昇や失業者数の増加については、金融当局が注目しています。
5月の米国の雇用統計によれば、雇用者数は急速に増加している一方で、失業者数も急増しています。平均時給の伸びも鈍化しています。これらの情報から、米国の金融当局が利上げを休止する根拠が増えたと言えます。
非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は、前月比で33万9000人増加しました。これはエコノミストの予想の中央値である19万5000人増加を上回る数字です。また、前月の雇用者数は29万4000人増加と発表されていましたが、上方修正が行われました(速報値は25万3000人増加)。
家計調査に基づく失業率は3.7%に上昇しました。市場予想は3.5%であったのに対して、前月の失業率は3.4%でした。失業率の上昇幅は2020年4月以来の大きさとなりました。
平均時給は前月比で0.3%増加しましたが、前月の増加率は0.4%でした。市場予想は0.3%増加と一致しています。