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株式投資とは?仕組みと始め方を解説します

株式投資とは?株式投資の仕組みと始め方を解説します投資
悩んでいる鳥

株式投資について考えている人

「株式投資って言葉をよく聞くけど、仕組みがよく分からないな。とりあえず株を買うと言っても何を買えば良いの?失敗したらお金がなくなるらしいけど怖くないですか?」

こういった疑問を解消していきます。

この記事の内容

  • 株式投資とはどんな仕組み?
  • 株式投資を始める方法
  • 株式投資の銘柄選びのコツ
  • 株式投資でリスクを減らす方法
  • 株式投資を成功させるコツ

+αの内容でお話を進めていきます。

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株式投資とは?

株式投資とは、企業が資金集めのために発行する株に投資することを意味しています。
投資家はその株を証券取引所を通じて売買することがでできます。

株式投資のメリット

株式投資はメリットがたくさんあります。まず、株式投資をすることで企業の株主になれます。それによってこのような権利を得られます。

  • 株式の売買
  • 配当
  • 株主優待
  • 議決権

株式の売買

株式投資によって取得した株式は自由に売買することができます。
好きなタイミングで売却することができますので、それによって「差益」を得られる可能性があります。

配当

企業の余剰資金が投資家に定期的に分配されます。
企業は投資家から株式投資によって集めた資金で経営を行っています。その見返りとして、得られた利益を再分配しています。

株主優待

一部の企業では、株式投資をしてくれた投資家に「商品券」や「企業の商品」などをプレゼントしてくれることがあります。優待品を目的に株式投資をしている人も多いです。

議決権

株式を発行している企業は株主総会を開催して経営状況を株主に説明する義務があります。株主総会では今後の経営方針について採決が取られます。株式投資をしていると、その採決に加わることができます。

株式投資のリスクとリターン

株式投資の「リスク」とそれによって得られる可能性がある「リターン」については始めに理解しておくと良いです。

こちらは18種類の投資方法のリスク・リターンの位置関係を示しています。
株式投資は真ん中の「ミドルリスク・ミドルリターン」のグループに属していまして、このグループの中では、そこそこリスクとリターンが高い投資方法と言えます。

資産運用のリスクとリターンの位置関係
株式投資はミドルリスク・ミドルリターンの投資方法

これはあくまでも客観的な位置関係を示したイラストでして、株式投資においても「投資先」「投資割合」「投資期間」でリスクが増えたり減ったりします。

つまり、工夫次第でリスクを減らした株式投資をすることも可能です。
こちらの詳細は記事中で解説します。

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株式投資とはどんな仕組み?

それでは株式投資の仕組みについて話を進めます。
仕組みを把握するためにまず「株価の決まり方」を理解しましょう。

株価の決まり方

株式投資では「買い手」と「売り手」の合意した金額が「株価」となります。

買い手
買い手

この企業の株はもっと価値が上がっていくと思いますけど?

売り手
売り手

そろそろ価値が下がりそうだから売っておこうかな?

かなり簡単に言いますと、このようなに買い手と売り手の駆け引きで株価は決まっていきます。

このような駆け引きが延々と繰り広げられているのが株式投資です。

株式の取引時間

日本の株式投資については、証券取引所が開場している平日9時〜11時30分(2時間30分)と12時30分〜15時(2時間30分)の合計5時間の間に売買が可能です。
午前中の取引を前場、午後の取引を後場と言います。

証券取引所が閉場している間も取引は可能でして、時間外取引のことをPTSと言います。あまり人気がないので取引は閑散としています。

株式投資の取引時間
株式投資の取引時間

つまり、1日を通して常に株価が変動しているような状態です。

株式投資による利益の出し方

株式投資の利益には2つのパターンがあります。

  • インカムゲイン
  • キャピタルゲイン

インカムゲイン

インカムゲインは株式を保有することで得られる利益のことです。

株式投資の場合は「配当」が定期的に発生するインカムゲインです。
換金性の高い「株主優待」についてもインカムゲインと見なす投資家が多いかと思われます。

キャピタルゲイン

キャピタルゲインは株式の売買によって得られる利益のことです。
株式投資では売却によって発生する一時的な利益がキャピタルゲインです。

キャピタルゲインを得るには「損益分岐点」という考えが大切になってきます。

株式投資で利益が発生する場合
株式投資で利益が発生する場合
株式投資で損失が発生する場合
株式投資で損失が発生する場合

購入時の株価」+「手数料」が損益分岐点となります。
上のイラストであれば、株価9,800円+手数料200円のようなイメージです。
そのためこの場合、10,000円が損益分岐点です。

損益分岐点より上の株価で売却することでキャピタルゲインを得ることができます。
反対に、損益分岐点より下にあるときに売却すると損失が発生します。

保有している株式を売却することを「利益確定売り」と呼びます。
この利益確定売りが上手な投資家は資産運用で高いパフォーマンスを出すことができます。

利益確定売りには明確なルールはありません。
自分で株式投資を経験して「マイルーム」を作っていく必要がありますが、いきなり初心者がルールを作成するのは難しいため「投資で失敗する人の特徴|初心者が気を付けたいこと6選【株式投資】」の記事で利益確定売りのルールを紹介しています。

株式投資の取引の種類

株式投資には「現物取引」と「信用取引」の注文方法があります。
初心者のうちは「現物取引」だけで問題ありません。

現物取引

保有している現金の範囲内で取引する方法。

可能な取引

[買い]→[売り]

信用取引

保有している現金の3倍まで取引が可能になる。

可能な取引

[買い]→[売り]

[売り]→[買い]

現物取引

現物取引の場合には投資家は[買い注文]→[売り注文]という流れで投資を行います。
そのため、損益分岐点の上で売却して利益を発生させる必要があります。

信用取引

信用取引の場合は[買い注文]→[売り注文]という通常の流れで投資もできます。
更に[売り注文]→[買い注文]という逆の方法を取ることもできます。

この逆の取引のことを「信用売り」と呼びます。

信用売りのメリット

株価が下がりやすいトレンドでは、現物取引だけでパフォーマンスを上げることが難しい場合があります。
そういった下降トレンドの時に信用売りをすれば、キャピタルゲインを得られやすいと言えます。

信用売りで利益が発生する場合
信用売りで利益が発生する場合
信用売りで損失が発生する場合
信用売りで損失が発生する場合

信用売りの場合は現物取引と考え方が反対です。
投資した時よりも株価が下がるほど利益が得られます。

上の利益が発生したイラストの方で解説します。
たとえば、10,000円の[売り注文]を出して、それを誰かが買うと10,000円を手にれることができます。
株式投資では行った注文と反対の注文を行うルールがあります。これを反対売買(反対注文)といいます。株価が5,000円まで下がった時に[買い注文]を入れると支払額は5,000円ですので、10,000円−5,000円で手元に5,000円が残ります。

株式投資を始める方法

ここから具体的に株式投資を始める方法を解説していきます。
いくつかポイントがありますので確認してみて下さい。

株式投資を始めるのに必要な資金

株式投資では通常100株を1セットにして取引を行います。
このセットのことを「単元株」と呼びます。

株式の取引画面に出てくる「現在値」は1株の値段を表示しています。たとえば、下の画像では[現在値 4,607]となっています。

つまり、この銘柄に投資するには[4,607円×100株=460,700円]が必要になります。

出典:SBI証券

株式投資に必要な資金は投資先によって大きく異なります。
1,000円から投資できるものもあれば、中には500万円以上必要な銘柄もあります。

株式投資はお金が必要?

思っていたより高いです…なんとかなりませんか?

こういった投資資金に関する疑問が出てくると思います。
その疑問をすべて解決する記事を作成していますので合わせてどうぞ↓

株の買い方

株式投資のステップ
  • Step1
    証券会社に口座を開設する

  • Step2
    証券口座に入金する
  • Step3
    投資する銘柄を選ぶ
  • Step4
    注文を出す
  • Step5
    取引成立

1.証券会社に口座を開設する

株式投資をするためには証券会社に口座を開設する必要があります。
ネット証券は手数料が比較的安いのでおすすめです。

資産運用のパフォーマンスを上げるためには手数料を減らす必要があります。手数料が安くサービスが充実しているネット証券を「株式投資におすすめ証券会社9選の手数料を比較【選び方も提案します】」の記事でまとめています。

2.証券口座に入金する

銀行や郵便局で証券口座に投資用資金を入金する必要があります。
ネット証券では独自の銀行を運営している場合があります。証券口座を開設するときに銀行口座も同時に開設すると便利かと思います。

3.投資する銘柄を選ぶ

投資する銘柄を選びます。
その企業の「株価」「将来性」「株主還元」や自分の「性格」「ライフプラン」「投資戦略」など様々な条件で検討する必要があります。

4.注文を出す

投資する銘柄を決めたら注文を行います。
注文方法には[成行注文]と[指値注文]があります。

成行注文:現在値でそのまま注文する方法(必ず約定する)

指値注文:購入価格を指定する方法(約定するか分からない)

※他にも[逆指値注文]など色々ありますが、基本的にこの2つの方法をベースに取引すると良いかと思います。

5.取引成立

注文が成立するとポートフォリオに銘柄が加えられます。

注文を出して取引が成立することを「約定」(やくじょう)と呼びます。

株の売り方

株を売るときも【株の買い方】のStep4と同じ手順でやっていきます。
[成行注文]または[指値注文]で売り注文を出します。

株式を買うのと売るのでは売る方が難しいと言われています。
売却するベストタイミングを見定められないということが最大の理由です。

そのため、キャピタルゲインのところで解説した「損益分岐点」や「利益確定売りのルール」に注目しながら売却するようにしましょう。

インカムゲインを定期的に得るほうにメリットがあるなら、保有している期間に上限はありません

株式投資の銘柄選びのコツ

株式投資で最も投資家を悩ませるのが「銘柄選び」かと思います。
これが正解という選び方はありませんが、私は個別銘柄に投資する時にはこちらの3つを意識します。

銘柄選びのコツ

  • 良く知っている業界・企業
  • 過熱感を帯びていない銘柄
  • 継続性のある事業をしている企業

良く知っている業界・企業

どのような方法で売上を作っているか良く理解できていると投資家として有利です。
反対にどういった業界なのか、どんなサービスを提供しているのか理解していない、理解できない場合には正しい投資判断ができません。

過熱感を帯びていない銘柄

株式投資は企業の人気投票のような側面があります。
SNSで取り上げられたなど理由は様々ですが、企業の実力以上に人気が出て株価が急騰することがあります。

一見良さそうに思いますが、こういった銘柄は必ず大暴落を起こします。

継続性のある事業をしている企業

株式投資は企業が経営を続けることを前提に投資することが大原則です。
そのため、基本的に継続性のある事業を提供しているが大切です。

今後も需要が無くなりにくい分野で利益を確保していて、グローバル進出に挑戦しているような企業は十分に投資対象となるかと思います。

こういった企業への投資はNG

株式市場に上場している企業も玉石混交という感じです。
中にはNG企業もあったりしますので地雷を踏まないよう特徴を「投資してはいけない企業の3つの特徴をサクッと解説」の記事でまとめてみました。

株式投資でリスクを減らす方法

冒頭で株式投資は「ミドルリスク・ミドルリターン」だとお伝えしましたが、リスクを減らす方法もあります。

  • 分散投資する
  • ドルコスト平均法を利用する
  • ETFを利用する

分散投資する

投資のリスクを減らす方法に「分散」があります。
これは特定の銘柄に資産を集中させないことを意味しています。

分散投資は卵を使って例えられるのですが、「1枚の皿に全ての卵を入れるな」という投資の格言があります。

もしもお皿を落としてしまうと中の卵が全て割れてしまいます。

卵が一箇所で保管していると…

こうならないために複数のお皿を用意するべきです。

お皿が別々なら大丈夫

株式投資もこれと同じです。
いくらお気に入りの銘柄があったとしても資金を一箇所に集中するべきではありません。

ドルコスト平均法を利用する

時間を使った分散も株式投資のリスクを減らすのに有効です。
時間分散の方法を「ドルコスト平均法」と呼ばれています。

ドルコスト平均法を利用する
ドルコスト平均法のイメージ

決まった間隔で「積み立て投資」をすることで「取得単価」が平準化していきます。
その平均値が損益分岐点になりますので、株価の下落に対して強いポートフォリオが組める可能性があります。

ETF(上場投資信託)を利用する

ここまで解説した「分散投資」と「ドルコスト平均法」を簡単に利用できるツールが「ETF(上場投資信託)」です。

ETFは日経平均やナスダックなどの総合指数と連動するようにポートフォリオが組まれた投資信託の一種です。
投資信託でありますが、株式市場に上場しているため普通の株式と同じ感覚で取引が可能です。

分散投資に繋がる理由

ETFは複数の銘柄が入ったパッケージ商品を購入するようなイメージです。たとえば、日経平均株価に連動するETFに投資すれば、東証一部に上場している有名企業225社に間接的に投資できることになります。

ETFのイメージ

価格もお手頃

ETFは株価も比較的安いものが多いですので、少額投資にも向いています。

少額投資から投資できるため、無理なく積立投資をすることでドルコスト平均法の効果を得ることも簡単です。

株式投資をするならETFを有効活用するべきです。
ETFに関する詳しい解説は「ETF(上場投資信託)とは? 【ETFの仕組みを解説】」の記事をどうぞ。

株式投資を成功させるコツ

最後に株式投資を成功させるコツをご紹介します。

投資には「3つの黄金ルール」というものがあります。
このルールを守れば必ず株式投資が成功するという訳ではありませんが、リスクを大きく減らせる可能性があります。

  • 可能な限り若い時期から投資する
  • 可能な限り多くの資金で投資する
  • 可能な限り長く運用する

このルールの根源になるのは「あらゆるリスクのある投資でも運用期間が長くなるほどパフォーマンスが安定する」という投資学的な考えからきています。

この黄金ルールに基づいて株式投資をしてみたいという場合には「投資における資産運用の勝率を上げる3つのゴルードスタンダードを解説」の記事をどうぞ。

この考えのノウハウが詰まった良書「敗者のゲーム」を投資をする前に熟読するのもおすすめしたいと思います。

敗者のゲームのご紹介

敗者のゲーム〈原著第6版〉 | チャールズ・エリス, 鹿毛 雄二 |本 ...
著者:チャールズ・エリス

「市場に勝とうとすることは無意味である」

どうして個人投資家は高く買って、安く売って損をしてしまうのか?それは市場に勝とうとするから。

投資家を「敗者」に例えて、敗者ならではの勝ち方を提唱してくれる良書です。

本書では敗者ならではの戦い方として「時間」を味方にすることを提唱しています。また、インデックスファンド(ETF)を活用した資産運用こそが個人投資家の最高にして最大の投資戦略だとしています。

文中に出てくる投資の真理をひとつご紹介します。

プロ(勝者)は得点を勝ち取るのに対して、アマ(敗者)はミスによって得点を失う

敗者のゲーム 第一章 運用は「敗者のゲーム」になった より

短期投資をする人、長期投資をする人どちらも読んでおいて損はない本です。

その他に株式投資を始める前に読んでおくと心が安らぐ書籍を「投資初心者におすすめの本は?資産運用に本当に役立つ書籍10選」という記事でご紹介しています。

まとめ

今回は「株式投資とは?」というテーマで、株式投資の仕組み利益を出すための考え方まで踏み込んだ説明をしてみました。

株式投資は一見すると敷居の高い投資方法に見えるかもしれません。
リスクが高いと敬遠されがちな投資方法でもあります。

仕組みを理解してリスクを減らす工夫をすれば、株式投資はそれほど難しくなく、しっかりと利益を狙える投資方法になるはずです。

資産運用をしない「金融商品を持たないリスク」を抱えないためにも、株式投資をよく理解して投資を始めてみてはいかがでしょうか。