株式投資の初心者が投資を始めるのに必要な資金【いくらから始める?】

株式投資の初心者が投資を始めるのに必要な資金【いくらからスタートする?】株式投資

株式投資の開始資金について悩んでいる人

「株式投資を始めたい。どれくらいお金が必要だろう?運転資金が少ないので心配です。それでも投資することはできますか?」

こういった疑問にお答えします。

この記事の内容

  • 必要な投資資金は企業によって違ってくる
  • 株式投資を始めるなら資金はいくら必要?
  • まずは株式投資のために資金を貯めるべき?
  • 資金が沢山あるなら分散して株式投資できる
  • 資金が少ない初心者は少額投資でスタートする
  • 株式投資の資金と貯金の割合は?

この記事の結論

資金が少なくても投資できる環境が整ってきています。
資金が少なければ時間を味方に付けることが大切です。

資金が多ければ有利に投資できるのも事実です。

株式投資の初心者が投資を始めるのに必要な資金

こんにちは、ほろほろ(@investfrom30)です。

株式投資するには大金が必要って感じてしまいますよね。でも、それって本当でしょうか。

実は資金が少ない人でも株式投資は可能です。

今回はどれくらいの金額で株式投資を始めることができるか解説していきます。

必要な投資資金は企業によって違ってくる

株式の購入価格について少し触れておきます。

購入価格は『株価 × 株数』で決まります。
株価は株式市場で取引されている金額で、それぞれの企業によって異なります。

株数とは『セット』のことです。基本的に100株を1セットにしている企業が多いです。これを単元株といいます。単元株は企業によって1株・10株・100株・1000株と様々です。

一方で、単元株100株のうち1株だけ購入するというサービスを提供している証券会社もあります。
このような場合は単元未満株と呼ばれます。

2018年頃から株式上場銘柄の単元株は全て100株に統一されています。ETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)では単元が100株未満の銘柄も存在します。

株価と単元株数の具体例

株価×株数と単元の関係は理解できましたか?

投資資金の考え方については、この関係性がとても大切です。
ここで具体例を出して理解を深めておきましょう。

市場企業株価単元枚数
東証一部トヨタ自動車6,543100
東証一部ユニクロ47,580100
東証一部日産自動車346100
東証一部ユナイテッドアローズ1,578100

株価は1株の値段です。

単元枚数は最低何株買わないといけないか ということでしたね。

これを株価×株数で計算していくとこうなります。

企業株価単元枚数購入金額
トヨタ自動車6,543100654,300
ユニクロ47,5801004,758,000
日産自動車34610034,600
ユナイテッドアローズ1,578100157,800

たとえば、トヨタ自動車の場合はこのように計算します。

6,543円×100株=65万4,300円
まぁまぁ良いお値段しますね…。

ユニクロ(ファーストリテイリング)はどうでしょうか。

47,580円×100株=475万8千円
個人投資家では手が出せる銘柄ではなさそうです…。

有名企業でも10万円前後の銘柄はある

やっぱり株式投資には大金が必要と思ったかもしれませんが大丈夫です。

有名企業でも10万円前後で投資できます。

たとえば、トヨタ自動車と同じ自動車業界にいる日産自動車はどうでしょうか。

346円×100株=3万4,600円
一気に手が出しやすくなりました!

ユニクロと同じ医療業界にユナイテッドアローズはどうでしょうか。

1,578円×100株=15万7,800円
こちらも手が届きそうな金額です。

銘柄選びが大切

このように株価×株数で計算をしていくと必要な資金が分かってきます。

そして企業によって必要な金額が大きく異なりますので、銘柄選びが重要そうです。

株式投資を始めるなら資金はいくら必要?

株式投資を始めるのに必要な金額はいくらぐらいか、初心者の方は悩みますよね。

投資方針や資産状況によって異なるためベストな正解がありません。

工夫さえすれば500円からでも投資することはできます。ただ軍資金が少ないと選択肢が少なくなってしまいます。結果的に目的にあった投資ができなくなり、一貫した投資戦略が立てづらい状況が発生します。

そのため、あくまで目安ですが10万円くらい貯まったら投資してはどうでしょうか。

10万円でできること

  • 多くの個別銘柄に投資できる
  • 株式投資の勉強になる

多くの個別銘柄に投資できる

皆さんが良く知っている企業が所属する東証一部2100銘柄のうち、10万円以内で購入できる銘柄は863あります。これは全体の40%ほどです。かなり選択肢が広がると思いませんか?

ちなみに20万円未満で購入できる銘柄は1530あります。これは全体の73%にもなります。

10万円からスタートする方法はベストとは言えませんがベターという感じがします。

株式投資の勉強になる

株式投資を始める資金について調べている人は、投資すること自体が初めてという人も多いと思います。

ご存知のとおり、株式投資は値動きというものがあります。
全体的な経済状況や個別銘柄の特徴によって、予想以上に激しく株価が変動することもあります。

含み益の喜び・含み損の悲しみを感じることも大切です。
また、そういった株価の変動による喜怒哀楽が投資を邪魔してしまうという側面もあります。株式投資中のメンタルを維持する訓練も『現金』を使ったほうが見に染みます。

もしも、株式投資で損失を被っても10万円であれば立ち直りもできます。

まずは株式投資のために資金を貯めるべき?

10万円の資金が株式投資のスタートラインになることは分かりました。
とはいえ、株式投資は資金が多ければ銘柄選択も有利です。さらに配当などのインカムゲインも多く得られるようになります。

「やっぱりある程度お金を貯めてから投資した方が良いの?」

このような疑問が出てきます。
少ない資金だとどうしてもリターンが少なくなりますからね。

軍資金が多ければ理想的です。
一方で大金を用意できない個人投資家がほとんどな訳でして、そういった人たちは時間を味方に付ける投資戦略が必要です。

逆に考えると、まとまった資金が貯まるまで投資をしないでいると機会損失に繋がるんです。

機会損失

長期投資の観点から考えると、投資をせず貯金をしている期間には配当などインカムゲインを得ることができません。

本来得られたはずのインカムゲインを逃すことを機会損失と言います。

配当の再投資による複利効果の喪失も機会損失です。

このような機会損失は長い期間で考えると、そこそこ痛手になります。

たとえば、今年10万円を年利3%で運用するとしましょう。配当は全て再投資します。

すると30年後に24万円になります。
これが複利効果と言われるもので複利が複利を呼ぶ雪だるま方式でお金が増加するんです。

「30年かかって14万しか増えないの?」と思われるかもしれませんね💦

でも良く考えてみて下さい!もしも定期的に運用資金を増やしていけば、インカムゲインは加速度的に増加することになるんです!

ここまでの内容をまとめます。
投資用資金を貯めることも大切ですが、そもそも資金が少なければ時間を味方に付ける投資戦略を取るべきです。

このあたりのアプローチの仕方は投資における資産運用の勝率を上げる3つの「ゴルードスタンダード」で解説しています。

資金が沢山あるなら分散して株式投資できる

とたえば、100万円の投資用資金を用意できる人は、そこそこ有利な立場から投資を始めることができます。

資金が多い人が得られるメリット

  • 分散効果を得られる
  • インカムゲインが増加する

このようなメリットを受けることができます。
それぞれ解説します。

分散効果を得られる

投資資金が多ければ複数の銘柄に投資することができます。これは一般的に分散投資と呼ばれています。

分散投資とは「卵は同じお皿に入れるな」ということです。お皿を落としてしまうと中の卵はすべて台無しになりますよね?
卵は別々のお皿に入れて保管しておくべきなんです。

そうすればイラストのように、卵が2つ割れても6つ手元に残ります。
ちなみに【卵がお金】で【お皿が株式】ですよ。

資金が多いほど分散効果を持ったポートフォリオを組むことが可能です。

分散しない投資

1つの銘柄に資産を集中させる方法は効率的に見えます。ただし、その株価が急落したら塩漬け状態になります。最悪のケースでは上場廃止になると、資産価値は一気に0円です…。

インカムゲインが増加する

これは少し説明しましたね。
長期投資の観点から考えると、複利効果は投資資金が増えるほど増幅します。

投資金額が多ければリターンも大きい

資金が豊富な人はスタートダッシュを切れるというイメージです。童話に『ウサギとカメ』ってありますが、株式株式の場合は同じ条件なら、とりあえず保持さえしていればウサギは亀を10週くらい周回遅れにするでしょうね。

資金が少ない人はどうしたらいいの?

資金が少ない人が分散効果を得られないかというとそうでもありません。
このあたりは工夫次第でなんとかなります。

ETFを利用する

たとえば、ETF(上場投資信託)を中心に投資すれば個別銘柄に投資するより圧倒的に分散効果を得れます。

投資のリスクである上場廃止や減配・無配などのリスクを減らせます。
先程の卵の話ですね。

10万円前後の資金からでもETFに投資することができます。海外ETFまで視野に入れると数万円から投資可能です。

ETFのデメリット

ETFは分散効果が高いほど利回りが低い』という側面があります。

母数が多くなると平均値が下がるという集約の原理が働きます。

ETFはメリットの方が大きいですので積極的に資産運用に活用するべきかと思います。ETFを使用したポートフォリオの組み方などはこちらの記事で解説します。
おすすめの国内ETF(上場投資信託)を紹介します【ポートフォリオの組み方も提案します】

資金がほぼゼロの初心者は少額から

これまで資産運用について考えたことのない人は、10万円を用意するのが難しい場合もあるかと思います。
学生や新社会人だと10万円って結構な大金ですよね。

そういった時は冒頭に説明した単元未満株の出番です!

最近ではミニ株(単元未満株)を提供している証券会社が出てきました。東証一部上場の有名企業の株式を1株から購入することができます。

中にはTポイントなどを利用して投資できるポイント投資のサービスまで登場しています。若い世代の投資家向けサービスが拡大しています。

少額から株式投資ができるサービス

投資資金の準備がハードルなって投資を諦めるのは勿体ないです。
単元未満株を提供しているサービスを紹介しておきます。

LINE証券

最近人気が上昇しているスマホユーザー向けの証券会社です。
通話アプリのLINEを利用している方なら本人確認をすれば利用できます。

LINEポイントを使用して投資することも可能です。

LINE証券で1株から投資できるもの

  • 国内上場企業300社
  • ETF(上場投資信託)15銘柄
  • 投資信託を28銘柄

100円から投資できる銘柄が揃っています。
手数料は無料ですが0.05%~0.5%の手数料が株価に上乗せされているスプレッド方式です。

月額手数料も無料なので少額投資を始めやすいかと思います。

LINE証券で口座開設(無料|作業時間5分程度)

ネオモバ

ネオモバも単元未満株の取引で人気があるサービスです。こちらも比較的簡単な本人確認で取引ができます。
Tポイントを使用して投資することができます。

ネオモバで1株から投資できるもの

  • 国内上場企業
  • ETF(上場投資信託)
  • 投資信託

銘柄数は非公開のようですがLINE証券と同じレベルだと考えられます。

手数料は約定あたり0.04%です。
月額料金220円かかりますが、毎月Tポイントを200円分もらえるので実質無料に近い状態になっています。

約定あたりの手数料体系なので、LINE証券よりわかりやすいと思います。

ネット証券トップのSBIとタッグを組んでいる点も安心感があります。

SBIネオモバイル証券で口座開設(無料|作業時間5分程度)

株式投資の資金と貯金の割合は?

投資資金について調べている人は投資と貯金の割合も気になるはずです。
最後に収入のどれくらいを株式投資の資金に使用するか考えましょう。

収入や貯金は人それぞれですよね。10万円投資できる人もいれば、100万円余っていますという人もいます。

こういった投資と貯金のバランスを考えるときには以下のポイントを抑えましょう。

投資と貯金のバランス

  • 収入の2割を投資する
  • 生活費を使って投資しない
  • 貯金は最低向こう3ヶ月分の生活費
  • 投資は無くなっても良い余剰金でする

収入の2割を投資する

一般的な資産運用の考え方は収入の2割を投資に回すことです。
ただ、このあたりの割合はその人のさじ加減で大きく変わります。

この2割というのはファイナンシャルプランナーの方に相談すると良く出てくる数字です。
個人が受け入れることができる、金額的・精神的な許容度が考えられているようです。

株式投資(資産運用)は株価の増減が伴いますから、まずは少ない金額から投資を始めるのが良いと思います。

生活費を使って投資しない

個人で投資するときの鉄則は生活費には手を付けないということです。
もしもお金が必要になったときに、株式を売却して生活費に充てるという考え方は投資とは言えないかもしれません。

そのため毎月の生活費がどれくらいか把握しておくと良さそうですね。

逆の考え方

反対に考えてみると、生活費が余ったらその分を投資するというのは素晴らしいアイデアです。

貯金は最低向こう3ヶ月分の生活費

これもあくまで目安です。
ただ向こう3ヶ月分の生活費があれば安心できます。

失業保険

自分都合で会社を辞めてしまったという場合も約3ヶ月後に失業保険を受給することができます。

これが世間一般に言われている『貯金は生活費3ヶ月分』の理由の1つです。

3ヶ月分以上の貯金については、将来大きな買い物をする予定がある場合には必要ですね。
その予定がないのなら投資に回すことを考えてみても良さそうです。

投資は無くなっても良い資金でする

株式投資は儲かりますが、同じくらい損をすることもあります。

どれだけ分散効果を得ていても、安定している企業に投資をしても、損する時はとことん損してしまいます…。

ただ、長期投資の観点からは株式投資が最もリターンが大きい金融商品だと統計学のデータも出ています。
私は9年ほど投資をしていますが、我慢の時間が結構長かったりします。

そのため、いらないお金で投資するという考え方は大切です。

メンタルを維持できる

元も子もないと思うかもしれませんが、個人投資家は無駄な投資行動によって損をしていることもデータで証明されています。
それって結局、身銭を切りすぎていて正常な投資なできていないからなんです。

精神的に安定して投資できるように、環境を整えるのは意外と大切ですよ。

それではこの辺りで終わります

今回は株式投資を始めるのに必要な準備資金について解説をしました。

最後に準備資金ごとの特徴をまとめておきます。今後の投資の目安に活用して頂ければ幸いです。

投資額メリットデメリット対処方法
10万円以上分散効果
リターンが大きい
管理が煩雑になる
10万円選択肢の増加リターンが少ないETF
10万円以下リスクが少ないリターンがかなり少ない単元未満株

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