VTIの長期投資戦略【米国市場に集中投資する価値は?】

VTIの長期投資戦略【米国市場に集中投資する価値は?】投資
ほろほろ
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この記事ではヴァンガード社が運用するVTI(Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF)を長期投資する本質的な価値について考察します。

この記事の内容

  • VTIによる長期投資戦略
  • 米国市場に集中投資する価値

外国株に投資するなら

外国株に投資するなら、証券会社の『手数料の安さ』や『銘柄の供給量』が重要です。

これらの証券会社の口座を持っておけば、IF30で紹介する外国株はほとんどリーチが可能です。お持ちでない場合は検討してみてください。

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この記事が参考になる人

  • 株式投資で長期的に資産を増やしたい人
  • 資産運用の効率性を少しでも上げたい人

なお、この記事は過去のデータからVTIを主軸に置いた資産運用のアイデアを提供することが目的であり、将来的なパフォーマンスをお約束するものではありません。

VTIによる長期投資戦略

VTI(日本名:ヴァンガード・トータル・ストックマーケットETF)は株式投資におけるETFで非常に有名かと思います。

初心者にも上級者にも便利なVTI

VTIを活用すれば、米国に上場しているほとんどの銘柄に投資できます。これはかなり便利なETFです。資産運用の参考書にも「VTIに投資して放ったらかしておけば良い」という初心者向けの『気絶投資』のフレーズをよく目にします。

IF30を管理しているほろほろ(@investfrom30)は株式投資をして11年目になります。現在は、短期(ハイパーグロース個別銘柄)20%、長期(指数ETFなど)80%で運用しています。このうち80%を占める長期投資には、VTIが多く含まれている状態です。

その中で感じることは「VTIに投資して放っておけ」という言葉に嘘偽りはなく、初心者にも上級者にも通ずる正統派の投資戦略だということです。

なんでも『放ったらかしの長期投資』というと安全そうに聞こえるけど、VTIはどうなの?ヒヨコ食いはやめてよね!

たしかに、そういった心配は付きものですよね。

短期的な値動きは注意が必要

VTIも短期的に見ると値動きが荒いことがあります。米国市場でよくベンチマークにされるSPY(S&P500)のベータ値を『1』とすると、直近のVTIは『1.04前後』を推移しています。これはSPYが1%上昇すると、VTIは1.04%上昇することを意味します。つまり、その逆もしかりです。

VTIの値動きをベータ値から確認する
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VTIは3700前後の銘柄が組み込まれているため、分散されていて初心者にも安全とよく言われますが、短期的に見ると、500銘柄が組み入れられたSPYより株価に振り回される可能性があります

このあたりはエントリーの時期によって随分違いますが、小型株も豊富に含まれるVTIは値動きが荒い場合もあることを覚えておくと良いでしょう。

株価はランダムウォークする

ここで初心者ほど覚えておいた方が良いことがあります。それは短期的な株価ほどランダムウォークしやすいことです。

つまり、どっち方向に株価が進むなど短期的に誰にも分かりません。短期投資も含めて11年株式をやって思うことは、翌日の株価の上昇を当てることはサイコロの半丁ゲームに似ています。(予想が当たることもありますが、翻ってそれは運が良かったということです。)

短期投資で利益を出すこともできますが、損切りなどの自律性を持っていないと中々ハードモードであり、ほとんどの場合は塩漬けになります。当初の戦略と意図しない長期投資に路線変更する投資家をSNS上で良く目にするのはこれが原因だと思います。

ほろほろ
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ここまでクドく書いたのは、個人的にVTIは最初から長期投資と割り切って利用することをおすすめするためです。

VTIを長期チャートで見る

ここでVTIの週足のチャートを示しておきます。

VTIの2001年から2021年のチャート

途中、リーマンショック、米中貿易摩擦、コロナ感染などで大きく下落する局面はありますが、全体的にきれいな上昇線を描いています。(ボックスで囲った期間が金融危機になります)

VTIを利用できるようになった2001年5月から投資して、この記事を書いている2021年5月までホールドを続けた場合は280%以上のパフォーマンスが出ています。将来を見越すのは究極的に難しいですが、途中の下落で手放してしまったら、この値上がりの恩恵を受けることができなかったことを意味します。

VTIは下落局面にどれほど強い?

ここでコロナショック時の下落率を、米国株式の人気ETFで比較しておきます。

ある程度、放置プレーで投資するにしても、その銘柄がどれほどディフェンシブか知っておくと安心感があるはずです。

シンボル下落率
SPY(S&P500)-35.45%
VTI(全米)-36.42%
DIA(ダウ)-38.46%
IWM(米国小型)-42.36%
SPYD(高配当)-47.81%

コロナショック直前の高値から底値までの下落率でみると、他の人気ETFより比較的に下落は大きくありません。(未曾有の事態においても30%台ということが分かります。)もちろん、大きな下落でありますが、その後の直線的なチャートを見れば、VTIはディフェンシブ的にも良いと考えて然るべきです。

米国大型企業のSPYや、オールド銘柄が多いDIAなどの指数ETFと同じくVTIは下落局面でそこそこ良い成績を出せていることが分かりました。

コロナショック時のSPYの下落率
コロナショック時のSPYの下落率
コロナショック時のVTIの下落率
コロナショック時のVTIの下落率
コロナショック時のDIAの下落率
コロナショック時のDIAの下落率
コロナショック時のIWMの下落率
コロナショック時のDIAの下落率
コロナショック時のSPYDの下落率
コロナショック時のSPYDの下落率

とはいえ、VTIが株式である限り、こういった急激な下落リスクはどうしても付きまといます。

VTIも立派な株式だということを忘れずに

経済ショックが発生したさいに強くホールドする力(信念)を持ち、そして次の章で説明するように、今後のアメリカという国の成長を信じるなら、VTIの長期投資戦略は個人の資産運用にとって非常に有効と言えるでしょう。

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米国市場に集中投資する価値

先述したとおり、VTIは米国に上場しているほぼ全ての企業に対して包括的に投資できるほどのカバー率を誇っています。

つまり、VTIに投資することは『アメリカの成長を信じる』とニアリーイコールだと言えます。

では、これまでのアメリカの成長率について触れておきます。細かな数値はややこしくなるので、1960年代から2020年の速報値までの米国GDPのグラフを示します。

1960年から2020年のアメリカのGDP

このように見ると40年近く非常にきれいな上昇曲線を描いていることが分かります。この上昇曲線が今後も維持される保証はありませんが、GAFAMなどに代表される企業が育ちやすい環境を持っている米国に集中的に長期投資することは、向こう見ずな行動とも思えません。

ちなみにこっちが日本のGDPです。結構ぐちゃぐちゃですので、米国と比べると不安定さを感じざるを得ません。

1960年から2020年の日本のGDP

さらにこちらは中国のGDPです。指数関数的に上昇しているようなチャートになっており、投資家の心をくすぐります。ただ、個人的には自分の大切な資産を託すなら、これまでじっくり着実に成長してきたアメリカを選択したいと思います。(もちろん中国に一切投資しないのも機会損失だと思います。)

1960年から2020年の中国のGDP

VTIの年平均成長率

米国のGDPの力強さを見ると「米国株全般に投資できるVTI良いかも」と感じる人もいるでしょう。

ただし、GDPと株式の成長率はイコールではありませんので、その点は誤解してほしくありません。私たちが投資する先は米国GDPではなく、VTIだという、当たり前ですが錯覚しやすい部分の話です。

つまり、私たちの好奇心はVTIそのもののパフォーマンスであり、ひいては例えば、今後10年間投資した際にどれくらいの利益が狙えるかではないでしょうか。

この部分の答えは存在せず、とりあえずVTIに投資しておけば必ず儲かる話ではありません。しかし、過去のデータから将来的な成長を見通すことはできます。

VTIのリターンをCARGで確認する

VTIの期待リターンを過去の成績から予想するには、CARG(Compound Annual Growth Rate)と呼ばれる『年平均成長率』を見ます。

こちらは2001年6月に10,000ドルをVTIに投資して2021年5月までホールドした場合のグラフです。配当の扱いによって異なりますが、再投資した場合は9%前後、再投資しない場合は8%前後となっています。

ほろほろ
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VTIのCARGは計測期間によって異なりますが、8~10%くらいはあると思って良いでしょう。

この数値は20年間のリターンを均(なら)したものですから、投資タイミングによっては短期的に大きく評価額を減らす可能性は十分にあります。過去のデータを尊重しながら、過信しないことが投資をするなら必要な態度です。

今回は個人的にもお世話になっているVTIに感謝を込めて、VTIによる長期投資の価値を本質的な部分から解説してみました。つまるところ、VTI信者が書いた記事でありますから、ファクトチェックはご自身でやって下さいね。

それでは、今回はこのあたりで終わります。

外国株に投資するなら

外国株に投資するなら、証券会社の『手数料の安さ』や『銘柄の供給量』が重要です。

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