日経225の値動きの特徴【短期と長期で考えよう】

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日経225の値動きの特徴【短期と長期で考えよう】 投資
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悩んでいるひよこ

日経平均の値動きの特徴を知りたい人

「毎日株価に翻弄されている…そもそも日経平均はどのような値動きをするんだろう?値動きの特徴を知れば適切なタイミングで投資できますか?」

このような疑問を解決します。

みなさん、こんにちは。IF30のほろほろ(@investfrom30)です。

投資をやるとどうしても値動きに影響を受けるため、投資対象の値動きの特徴を知りたいと思うことがあります。

この記事に興味がある人は、もしかするとこのような疑問をお持ちでは無いでしょうか?

  • 日経平均ETFにエントリーする適切なタイミングを知りたい
  • 日経平均は米国市場の値動きと連動しているの?
  • 日経平均が大きく反応するタイミングは?

これらの疑問に絶対の正解はありませんが、日経225の値動きの特徴を深堀りすることでヒントが見えてくるはずです。今回は多くの方が投資している日経平均(日経225)の値動きについて考察をします。

この記事の内容

  • 日経225の値動きの特徴は?(何に影響を受けているの?)
  • 短期目線の値動きの特徴
  • 長期目線の値動きの特徴

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日経225の値動きの特徴は?(何に影響を受けているの?)

日経平均株価に連動するETFで投資を検討している人も多いかと思います。

ETFというパッケージで投資を考えると細かな部分が隠れてしまいがちですが、そもそも日経平均株価とはどんなものか簡単に解説しておきます。

日経平均株価とは?

採用銘柄225社の株価を合計して平均値を算出したものです。この225社はトヨタや任天堂などの大企業から構成されています。

より具体的に値動きに影響を与える部分を解説します。

業種(セクター)で見ると、ハイテク株の値動きが日経平均株価全体に影響を与えやすいと言われています。例えば、ファナックや東京エレクトロンなどのハイテク株は2万円前後の株価ですので、日経平均株価の主要銘柄になります。

どれくらい日経平均株価に影響を与えたのかは専門的に『寄与度』というふうに呼ばれます。ファナックや東京エレクトロンは毎日更新される寄与度ランキングの常連です。ハイテク株は代表的な景気敏感株であるため、日経平均株価の将来を考えるときには無視をすることができません。

日経225のヒートマップ
出典:日本経済新聞

こちらのヒートマップでも、ハイテク株が属する『電気機器』のセクターはいつも寄与度が高めに表示されます。

日経225の構成比率を確認しておく

こちらが日経平均株価の構成比率です。
上位4社だけで全体の25%を占めていますので、その影響力が大きいことが分かりますね。

日経225の構成比率

もちろん残りの221社も影響を与えているわけですが、相対的にファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、東京エレクトロン、ファナックによって値動きが影響する特徴があると言えます。

それを踏まえて、私はこのようなツイートをしています。

日経平均ETFだけで投資するなら『電気機器』セクターとファーストリテイリングの動向だけは最低限見ておくことをおすすめします。理由はこのセクターと銘柄の寄与度が半端なく大きいから。ここをチェックせずにトレンド投資するのは結構厳しいと思います。 6954 8035 9983をチェック

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短期目線の値動きの特徴

短期の値動き

短期的には「寄り付き(開場)」から「大引け(閉場)」まで「もみ合い(横ばい)」になることは珍しいとされています。

  • 上昇を続ける
  • 下落を続ける
  • 上昇した後に下落する
  • 下落した後に上昇する

それぞれ約20%ずつ、合計80%前後がこのような短期的な値動きになります。

(出典引用:日本経済新聞出版社:日経平均公式ガイドブック第2版

値動きが大きくなる時間帯

日経225の値動きを変動率(ボラティリティ)で観察すると以下のような特徴があります。

  • 寄り付き後の9:00〜9:30の変動率がもっとも高い
  • 前場終了の30分前である11:00頃の値動きも激しくなる
  • 後場直後の12:30〜13:00の値動きも激しい傾向
  • 大引け直前の14:30〜15:00も変動率が高くなる

イメージとしてはこんな感じです。

日経225 値動き 特徴|時間帯による値動き

日銀のETF買い入れによる値動き

アベノミクスの株高を支えている要因として、日本銀行による『日経225のETF買い』があります。

菅総理大臣になった2020年11月頃からは積極的な買い入れはありませんが、700億円〜1,000億円近い投資資金が注入されるため、日銀の短期的な買い入れが始まると大きな値動きが発生します。

ETF買い入れの条件

日本銀行から正式な条件は発表されていないため、正確な答えはありませんが、過去のデータから以下のような条件が揃うと買い入れが始まる可能性が高いことが分かっています。

  • 11:30の時点でTOPIXに0.5%以上の下落があったとき
  • TOPIXが2日続落し、翌日の11:30の時点で、前日終値より.25%以上の下落があるとき

短期目線で日経225に投資するなら、このような値動きの特徴は理解しておくべきでしょう。

米国株の影響は受けるのか?

「アメリカがくしゃみをすると日本がカゼを引く」と言われたりしますが、米国株の値動きは、翌日の日経225に影響するでしょうか?

結論、株価ではなくイベントによって値動きに影響が出ると考えるべきでしょう。

私たちは「米国株が下がった→日経225も下がる」と感じてしまいがちですが、統計学的な相関は認められていません。

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長期目線の値動きの特徴

最後に長期的な値動きの特徴を解説します。

長期的な株価の予想は難しいのですが、日経225は長期的にもアップダウンの激しい総合指数と考えられます。

比較対象として、米国の総合指数S&P500を見ると、途中で浮き沈みはあるものの全体的には株価が上昇を続けている様子が分かります。

S&P500のチャート
出典:tradingview S&P500 1986年〜2020年

一方で日経225は上下の値動きが激しいことが見て取れます。

日経225のチャート
出典:tradingview 日経225 1986年〜2020年

このようになる理由は諸説あるのですが、1980年代のバブル経済がピークだと考えるなら、国内の経済成長が鈍化を続けてきたということが言えるかもしれません。

世界に影響を与えた出来事を日経225のチャートに落とし込んでみると、海外の影響を大きく受けることも分かりました。

日経平均株価の歴史

海外投資家からも日経225は値動きが敏感だと考えられていることが多くあります。

あまり海外投資家が日経225で長期投資をしないのも、このあたりが理由かもしれません。

とはいえ、日経225がダメな総合指数かと言えばそうでもなく、世界中の投資家が参加している市場であり信頼性も高いです。

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日経225の値動きの特徴 まとめ

以上が日経225の値動きの特徴でした。

  • 短期的な特徴が存在する
  • 長期的には外部の影響を受けていそう

このあがりが日経225のキャラクターだと考えています。

基本は資産を分散すること

日経225によって投資成果が良くなるかは、実際に投資してみないと分からない部分でもあります。

投資の基本としてアセット・アロケーション(資産の分散割合)を大切にしたほうが良いのが、私からの提案です。

日経225に全力することも、一切投資しないことも分散投資という観点からはあまり正しい考え方ではないような気がします。

初心者ですとこのあたり考え方が難しいため、失敗しないための投資ロードマップ【投資歴10年の私が解説します】で安全な投資を学んでみて下さい。

それでは今回はこのあたりで終わります。