ETF(上場投資信託)とは? 【ETFの仕組みを解説】

ETFの仕組み&メリットを解説します【株式投資のリスクを減らそう】ETF

ETFのことが分からない人

「ETFってどういうものなの?ETFの仕組みをサクッと知りたい。ETFは初心者向けだと聞いたけど本当ですか?どうせデメリットもあるんでしょ?」

こういった疑問にお答えします。

本記事の内容

  • ETFは一つの『パッケージ商品』というイメージです
  • ETFの価格はこうやって決まる
  • ETFのメリット・デメリット

ETF(上場投資信託)とは?

皆さん、こんにちは!ほろほろ(@investfrom30)です。

私が投資戦略の中心にしているETFについて「基本のき」を解説していきます。
今回は「仕組み」を中心として解説しますので、おすすめETFなどは別記事のリンクを貼りながら話を進めていきます。

ETFを理解すれば、効率的な資産運用を進められるようになります。
ETFを制するものが資産運用を制すると言っても過言ではないかと思います。

※株式投資が始めてという方は「株式投資の始め方 初心者の人がスムーズに投資するために知っておきたいこと」の記事を読まれるとETFの重要性をより理解して頂けるかと思います。

ETFとはパッケージ商品

インデックスファンドのイメージ

ETFは、『Exchange Traded Fund』の略で日本語に直すと、上場投資信託と呼ばれています。

投資信託という言葉が含まれていますので、『あなたのお金を誰かに預けて運用してもらう』という種類の投資方法になります。

イメージは「一つのパッケージ」

ETFをざっくり説明すると、いろいろな商品が1つの袋に入ったパッケージ(詰め合わせ)商品のイメージに近いです。

例えば、「日経平均に連動するETFを買う」とします。それぞれの銘柄が入った袋を1つ購入する感覚です。

連動とは

ほとんど全てのETFは、ある指数に対して連動するようにポートフォリオが組まれています。指数で代表的なものは「日経平均株価」「ナスダック」などの総合指数です。他には自動車業界などセクターごとの指数もありますし、石油価格を指数にするETFをも存在します。

ETFにはたくさん種類がある

ETFはその多様性に注目がされています。

  • 総合指数|日経平均株価・NASDAQ・JREIT
  • 金融商品|債券・国債
  • セクター|自動車・金融・他
  • 現物資産|不動産・REIT
  • 現物商品|金・農産物
  • 仮想通貨|ビットコイン

ETFの価格の決まり方

ETFには基準価額というものが設定されています。
これはETFによって異なります。基本的に株式市場が閉まった後に、1日一回の間隔で基準価額が微調整されます。

ETFはファンドマネージャーという投資の専門家が管理をしています。
日々、対象となる指数に連動するようにポートフォリオを管理しているんです。

ファンドと基準価額の関係性を示す図表

日中取引している金額ってなんなの?

株式市場が開いている間の取引価格は、投資家たちが基準価額にプレミアム値を追加したり、ディスカウントしたりして取引する値段です。

そして、実際の銘柄の値動きに合わせて、基準価額が日々変化するのです。

私たち個人投資家は、この日中の株価を気にしていれば問題ありません。

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ETFのメリット

ETFは少ない資金で投資できることが多いです。それにより、こういったメリットを生み出します。

ETFのメリット
  • 1回の投資金額が比較的少ない
  • 手数料を減らせる
  • 幅広い銘柄に投資できる(投資対象の分散化)
  • 購入する時期を分けることができる(時間の分散化)

1回の投資金額が比較的少ない

主要な個別銘柄に比べて、ETFは株価が比較的安いです。

例えば、日本を代表するトヨタ自動車(7203)の株価は1株6,680円です。
証券会社では100株単位で販売されていますので60万円以上の資金が必要になります。

一方で、トヨタ自動車(7203)を含んでいる、日本を代表する日経225連動型上場投資信託は1株20,000円から投資することができます。(2020年4月9日時点)

つまり、投資する資金が少ない人でもETFを利用すれば、間接的にトヨタ自動車に投資することができます。これはとても凄いことなんです。

これまで、資金が少ない個人投資家は、この株価のハードルによって投資を諦めざるを得なかったんです。それがETFによって解決することができるのです。

ETFは少額投資に向いている

まとまった資金がないという人でもETFを上手に利用すれば、少額から資産運用を始めることができます。

少額投資の具体的な方法については「少額から簡単に始められる投資&資産運用【初心者におすすめの投資戦略】」の記事をどうぞ。

手数料を減らせる

SBI証券などのネット証券会社では手数料無料のETFを提供しています。
資産運用に活用しやすいETFも含まれています。

投資の初心者の方は「まず手数料を減らす努力をすることで、投資のパフォーマンスが改善する」ことを理解すると良いかもしれません。(私はこれで結構大損してしまいましたので…)

資産運用に活用できる無料ETFはこれ

✅ REIT系ETF

  • NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信【1343】
  • 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型【1345】

✅ 高配当ETF(オプション)

  • NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信【1577】

このあたりの国内ETFを上手く使うと、手数料無料で資産運用ができます。
詳しくは「おすすめの国内ETF(上場投資信託)を紹介します【ポートフォリオの組み方も提案します】」の記事で解説しています。

そもそも手数料が安い

多くの証券会社でETFの手数料キャンペーンをやっています。
結局のところ、個別銘柄に比べるとETFの手数料は安いです。

  • 手数料無料ETFの提供
  • NISA枠でのETF手数料無料
  • ファンド限定の手数料無料(バンガードなど)

大手のネット証券会社ならこのような手数料無料キャンペーンをやっています。

手数料を0円にするならSBI証券

当サイトで調べてみたところ、努力次第で資産運用の手数料を完全0円にできるのSBI証券だけでした。こちらのスキームで投資すれば手数料がかかりません。

SBI証券の手数料を完全無料にする方法
日々内容が変わるのでご自身でもチェックして下さい

手数料を減らして、有利な状態で資産運用をしたい人は SBI証券で口座開設をされると良いかと思います。

詳しくは「SBI証券で株式投資にかかる手数料まとめ|国内現物【安くするコツも解説します】」の記事をどうぞ。

また、『売買手数料』や『無料ETFを提供しているか』の比較をしたい場合はこちらの記事にまとめています。

» おすすめ証券会社9選の手数料を比較|株式投資の始め方【初心者向けの選び方も提案します】

幅広い銘柄に投資できる

ETFの最大のメリットは分散投資ができることです。

一株を保有すると、それだけで複数の銘柄に間接的に投資することができます。

長期投資家に人気があるVYM(バンガード社)なら、アメリカの株式市場に存在する平均利回り以上の400銘柄に投資が可能です。

世界的なリターンを目指すならVT(バンガード社)に投資します。VTは全世界の大・中・小企業8,000銘柄に投資が可能です。

自力で日経平均株価の全銘柄に投資すると…

あなたに日経平均に採用されている225の個別銘柄を、一括購入できるほどの財力があれば、自力で日経平均と同じリターンを生み出すポートフォリオを組むことができます。

ただ、それには莫大の資金が必要になりますよね?

一括購入ができる財力があったとしても、継続的な追加購入がなければ、時間の分散化ポートフォリオを組むことができないのです。

ETFは投資初心者サラリーマンの強い味方になる

ETFはプロも活用しています。投資初心者の方が利用しない手はありません。また、日々の仕事が忙しい会社員の方も積極的に使用した方が良いと思います。

こんな人はETFに投資しましょう

ETFを利用した方がいい人
  • 投資や経済のことはよく分からない
  • 企業の財務諸表の見方が分からない
  • ポートフォリオの管理が面倒
  • とにかく投資したい

ETFは管理の手間が減ります。そして、個別銘柄に特有の良いニュース・悪いニュースに釣られて株価が騰落することも少ないです。結果的に、投資によって感じるストレスが少なくて済みます。

ETFは平均点を取るツール

株式投資を行う人々の9割が、マーケットの平均リターン以下の成績に終わるというデータもあります。

これは購入した株式の評価額の減少、過剰売買による手数料負けなどいろいろな原因が考えられます。

ここでETFの出番です。日経平均の平均リターンを目指すETFを買い続ければ、常に平均前後のリターンを獲得できるんです。負け組にならずに済みます。

平均点を取れる理由

ETFで実現可能な平均リターンの確保

こちらの表を見て下さい。

新人証券マンのAさんからEさんの5人が、それぞれ自由に10種類の証券へ10口投資をした成績表です。

この証券会社では、新入社員に投資のリターンを競うコンペティションを毎年行います。『10種類の証券の合計リターン以上で合格、また、個人の合計リターンが上位3位で特別賞』というゲームです。

この投資ゲームには合格点を狙うための必勝方法が存在します。

それはAさんのように、合計リターンの母数を形成する証券すべてを均一に購入することです。

仮に証券No(番号)とそのリターンの数値が同じだったとしましょう。(例えば証券No.5のリターンが5%、証券No.10のリターンが10%という感じです。)

この場合の10種類の証券の合計リターンは1+2+3…+10=55となります。

1つの証券に全力投資するDさん・Eさんのような投資戦略はリスクが高いです。
分散化させてミドルリスク・ミドルリターンを狙うBさん・Cさんの投資戦略が良さそうに見えます。しかし、これは初心者がハマりやすい落とし穴です。

平均リターン以下の負け組投資家にならなければ、とりあえず合格という考えのもとでは『全部買い』が最も正しい投資方法になるのです。

簡単に言えば、ETFを購入するということは、この『全部買い』を間接的に行っていることに等しくなります。

ETFのデメリット(注意点)

ここまで読んで下さった方の中には、ETFが魅力的だと感じた方もいるでしょう。

しかし、これからETFに投資をする際に、こちらに注意が必要です。

ETFは株価の値動きによって損を被ることがある

平均リターンでは負けを知らないETFですが、通常の個別銘柄と同様に多くのプレイヤーが売買していますので、当然ながら値動きによって評価損が発生する場合があります

出来高の少ないETFでは売買のタイミングを失いやすい

日経平均やダウなどの総合株価指数と同等の成果を目指すETFであっても、いろいろな証券会社から似たようなETFが販売されています。

中には出来高の少ないETFも存在します。そのようなETFは、売りたい時に買い手が現れないという現象が発生します。必ず、直近の出来高を確認しましょう。

経費率が高いとその分リターンが目減りします

ETFは投資信託の一種です。つまり、運用をお任せしているファンドマネージャーに手数料を支払います。

これが経費率なるものです。一般的に年率1%未満のものが多いですが、日割り計算で毎日発生する費用です。

あまり経費率を気にする必要はないと考えますが、同様のETFであっても、提供元の証券会社によって経費率が異なります。この場合は、出来高数を気にしながら、可能な限り安いを方を選ぶのが賢明です。

まとめ

以上が、ETFの基本的な仕組みと活用ポイントです。

ETFは20世紀の金融商品で最大の発明と言われています。そんな便利な商品を手軽に使えるようになった私たちは、かなり幸運です。

なぜなら、この記事でお伝えしてきたとおり、手軽にリスクをオフでき、平均リターンを目指せるからです。

私は個別銘柄にも投資をしています。しかし、ここ最近はほとんどETFでポートフォリオを組んでいます。

今後も、さまざまなETFが登場して投資家を驚かしてくれることでしょう。しかし、大切なことは、数あるETFの中から、自分に最適なETFを選ぶということです。

当サイトでは、そのETF選定のお手伝いができればと考えています。