引っ越ししてから半年。ようやく新しい家にも慣れ、生活も落ち着いてきました。そんなある日、ふと部屋を見渡してみると――。
「あれ?この棚、ほとんど使ってないものばかりじゃない?」
住み始めて半年間、一度も手に取っていない物たち。明らかになくても困らないものが、家のあちこちに眠っていました。
半年使っていないもの=不要なもの?
整理のきっかけは、シンプルでした。
「半年間使っていないものは、今後も使わないだろう」
この基準で、洋服、キッチン用品、古いガジェット、小型家具、書籍などを一つずつ見直していきました。
最初は「もったいない」と思う気持ちもありましたが、それ以上に「スペースが空く」ことへの期待が勝るようになり、どんどん手放すモードに。
引っ越しのタイミングで大型家具も含めて大胆に処分したつもりでも、半年ほど経つと思っていた以上に使っていないけどしまい込んでいたものが多いことに驚きました…
メルカリで売却!安値でも価値はある
不用品の中でも「まだ使えるもの」「誰かの役に立ちそうなもの」は、メルカリに出品することにしました。
高く売ることにはこだわらず、「誰かに使ってもらえるだけでいい」と気軽な気持ちで価格を設定。
結果的にはどれも安値での売却になりましたが、捨てずに済んだこと、必要な人の元に届いたことが嬉しく、納得の取引ばかりでした。
家の中がスッキリしていくと同時に、気持ちもどんどん軽くなっていきます。「片付けって、心にも効くんだな」と実感した瞬間です。
投資にまわして“ゆとり”を持続させる
数週間かけて整理と出品を続けた結果、最終的に手元に残ったお金は約10万円。
ちょっとした臨時収入です。
このお金をどう使うか、少し迷いました。美味しいものを食べる?プチ旅行に行く?
でも、せっかくモノを手放すことで得たゆとりを、また消費で埋めるのは違う気がしました。
むしろ、このゆとりを「続けていきたい」と思ったのです。
そこで選んだのが、高配当株への投資。
企業の配当金を得ることで、少しずつでも「毎年のインカム(収入)」を作っていく――そんな資産づくりに回すことにしました。
高配当株は、定期的な利益をもたらしてくれる“働くお金”です。もちろんリスクもありますが、10万円という元手は、捨てていたかもしれない不用品が生んでくれたお金。
むしろ“何もないところから得た資金”という意味で、投資にはちょうど良いと感じました。
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気持ちのゆとりと、経済的なゆとり
不用品を手放すことで部屋が片付き、心が整い、おまけに資金まで手に入りました。それを投資に回したことで、将来的な収入の芽ができた。
モノを減らしただけなのに、気持ちにも経済的にもゆとりができるという、この経験は自分の中でも新しい発見でした。
家の中をスッキリさせたい、投資の資金を作りたい、心に余裕を持ちたい――。そんな方には、「不用品処分から始める投資」、ぜひおすすめしたいと思います。