ほろほろの雑記(直近では米国債は株式より危険だが妙味あり)

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2023年5月26日

米国相場の大きなダウントレンドの原因となっている債務上限の引き上げについて、共和党とホワイトハウスの間では下記の2つの条件で合意に近づいていると報道が出ています。

  1. 2年間の上限引き上げ
  2. 連邦支出制限

Bloombergの英語版サイトによれば、共和党側の方が2について10年間の連邦支出の抑制を条件に出していたものの、民主党からより短い期間にするよう妥協案が出るなど、まだ一枚岩になっておらず不安定な状態は続きそうです。

とはいえ、早ければ来週29日に合意発表がなされるとの噂です。

参考:Emerging US Debt Deal Would Raise Limit, Cap Spending for Two Years

5月24日には格付けサイトのフィッチ社が、最高レベル(AAA)の米国国債をデフォルトのリスクがあるとして、格下げする可能性があると発表しています。

参考:US Credit Rating at Risk of Fitch Cut on Debt-Limit Impasse

これにより米国長期国債が売られることになり金利はボトムから14%近く上昇しています。

これは2年、5年国債でも同様です。

出典:Tradingview

金利が上昇することによって、表面価格が下落しています。

私の戦略は買い

ようやく合意の可能性が出てきていることや、そもそも論として米国政府のデフォルトという最悪のイベントの可能性は極めてい低いと考えられます。

FRBによる利上げ圧力も弱まってきていることを加味すると、場合によっては米国国債は今かなり安いレベルに来ていると考えても良いかもしれません。

ここしばらくは、米国国債のボラティリティは非常に高くなり保有にリスクが生じるかもしれませんが、どこかで上昇トレンドに入っていくと想定してポートフォリオの一部に加えています。

米国国債に投資する場合にはTLTなどのETFを使う方法がありますが、償還期間が20年長のアセット構成です。

ほとんどの投資家は2〜10年の償還期間の米国国債を投資対象にしていますので、IG証券のCFDで投資する方法も検討すると良いと思います。

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筆者プロフィール

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当サイト(IF30)の著者は、投資歴14年です。これまでに株式投資・信用取引・CFD・FX・仮想通貨など複数のトレード方法を利用しながら、短期と長期に分けて資産運用をしています。投資の基礎から応用まで役立つ情報を記事にまとめ、SNSで発信しています。

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