CFDの取引単位とは?各社の最低取引単位も比較検証!

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CFDの取引単位とは?各社の最低取引単位も比較検証! CFD
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GMOクリック証券CFD

この記事では、CFDの取引単位について説明し、当サイトでおすすめしているCFDブローカーの最低取引単位を比較検証します。

CFDの取引単位を理解すると、以下のような疑問を解決できるようになります。

  • CFDを始めるにはいくら必要?
  • 少額で米国株やコモディティをCFD取引できるブローカー(業者)は?
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CFDの取引単位とは?

CFD(差金決済取引)の取引単位とは、CFDで取引するときの「数量」のことを言います。

CFDでは、株や債券、商品など、さまざまなものが取引の対象となります。この「数量」は、取引するものや、CFDブローカーによって異なります。

CFDブローカーによって、取引単位のことを「ロット」と呼んだりすることもあります。

基本的に「1単位」や「1ロット」といった言い方をしますが、トレードする銘柄によって表現が異なるCFDブローカーもあります。

株式CFD

取引単位は通常、関連する株式の1株を基準にします。

例えば、Apple社の株式CFDの取引単位が『1』だった場合、これはApple社の『1株』を表しています。

株式指数CFD

株式指数CFDの取引単位も、基本的に株式CFDと同じ考え方です。

商品CFD

商品のCFD取引単位は、関連する商品の特定の数量によって異なります。

例えば、1オンスの金、1バレルの原油などを基準にします。

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CFDの最低取引単位とは?

CFDブローカーは、CFD取引を行う際に最低限取引しなければならない契約の数量を設定していることが多いです。これを最低取引単位と呼びます。

この数量はブローカーによって異なっており、複数の業者を比較することは非常に重要です。

なぜなら、最低取引単位が他のCFDブローカーより大きいプラットフォームでトレードしている場合には、以下のように取引の難易度が上がる可能性があります。

  • 最低取引単位が大きい場合、CFD取引に必要な資金が増加する
  • 最低取引単位が大きい場合、取引量が増えるためリスクも増加する

CFDトレードの中級者〜上級者であれば、最低取引単位をあまり気にする必要はないかもしれません。

しかし、初心者の場合にはリスク管理の徹底のため、最低取引単位が小さいCFDブローカーを利用することが推奨されます。

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CFDブローカーごとの最低取引単位の比較

初心者〜上級者まで十分にCFD取引ができる、IG証券GMOクリック証券DMM CFDサクソバンク証券の最低取引単位を比較しました。

時点の各CFDブローカーの公式サイトから情報を入力しています。

関連記事:おすすめのCFD業者4社と正しい選び方を解説!

株価指数CFDの最低取引単位

取扱業者日本225ナスダック100米国30S&P 500
IG証券10単位0.1単位0.1単位0.1単位
GMOクリック証券10単位0.1単位0.1単位1単位
DMM CFD10単位1単位0.1単位1単位
サクソバンク証券1単位0.01単位0.01単位0.1単位
の各CFDブローカーの公式サイトより調査。GMOクリック証券は『米国NQ100ミニ』の情報を記載

商品CFDの最低取引単位

CFD取扱業者WTI原油天然ガス
IG証券0.1単位10単位10単位500単位
GMOクリック証券1単位10単位10単位100単位
DMM CFD1単位10単位10単位100単位
サクソバンク証券1単位25単位25単位200単位
の各CFDブローカーの公式サイトより調査。

株式CFDの最低取引単位

CFD取扱業者米国株式日本株式中国株式その他
IG証券1株単位1株単位1株単位1株単位
GMOクリック証券1株単位取扱なし100株単位取扱なし
サクソバンク証券1株単位100株単位1株単位1株単位
の各CFDブローカーの公式サイトより調査。
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CFDブローカーごとの必要証拠金の比較

各CFDブローカーにおける、各銘柄の必要証拠金は以下のとおりです。

この必要証拠金は、各CFDブローカーの維持証拠金率を基準にしています。

必要証拠金は、各CFDブローカーが独自に設定する維持証拠金率を使用して計算します。計算式は一般的に以下のとおりです。

最低必要証拠金 = 商品の価格 × 維持証拠金率

例えば、33,000円の銘柄を維持証拠金率10%のCFDブローカーで取引する場合、最低必要証拠金は3,300円です。

この状態は、レバレッジ倍率が大きく上昇するため、本来のトレードでは少し多めに取引口座に資金を入れておくと良いでしょう。

CFD取扱業者日本225ナスダック100米国30S&P 500
IG証券約33,000円約15,500円約35,600円約4,600円
GMOクリック証券約33,000円約22,500円約51,100円約65,600円
DMM CFD約33,000円約225,200円約51,100円約65,600円
サクソバンク証券約3,300円約2,300円約5,100円約6,600円
の各CFDブローカーの公式サイトより調査。
CFD取扱業者WTI原油天然ガス
IG証券約1,000円約1,200円約4,100円約6,700円
GMOクリック証券約14,100円約1,800円約5,800円約1,900円
DMM CFD約14,100円約1,800円約5,800円約1,900円
サクソバンク証券約14,100円約4,400円約30,300円約11,400円
の各CFDブローカーの公式サイトより調査。
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CFDブローカーごとの取引単位の見方

CFDブローカーでは、銘柄ごとに最低取引単位を設定しています。

各CFDブローカーの公式サイトで一覧を掲載していることが多いですが、取引画面から確認する方法が最も分かりやすいです。

IG証券での取引単位の見方

IG証券の取引画面で、トレードしたい銘柄の『取引条件』を確認します。(デスクトップ、モバイル版どちらでも確認可能です)

一例として、株価指数の米国テック株100種株価指数の取引単位を確認しましょう。

【詳細】を開くと

IG証券の取引単位を取引条件画面から確認する

サクソバンク証券での取引単位の見方

サクソバンク証券の取引画面で、トレードしたい銘柄を選択して『取引条件』を確認します。(デスクトップ、モバイル版どちらでも確認可能です)

サクソバンク証券で取引単位を見る方法

【取引条件】の『呼値』がサクソバンク証券での最小取引単位を意味しています。

つまり、米国N100種株価指数(ナスダック100)は0.01単位からトレードできます。

サクソバンク証券の取引単位の見方

なお、取引画面で『数量』を入力することで、最低取引単位と維持証拠金を確認する方法もあります。

以下の画像では、米国N100種株価指数の最低取引単位である『0.01』と入力すると、買値の100分の1のトレードでき、維持証拠金が為替を反映した2,190円と表示されています。

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CFDの取引単位に関するよくある質問

Q
最低取引単位を下回る取引はできますか?
A

通常、最低取引単位を下回る数量での取引はできません。最低取引単位はその名の通り「最低限」の取引量となるため、それ以下での取引は受け付けられません。

Q
取引単位が最も小さいCFDブローカーを利用すれば良いのですか?
A

取引単位の小さいCFDブローカーでは、小回りの効いたトレードがしやすい利点があります。しかし、取引単位の他にスプレッドコストなどの要素も検討材料にするべきです。取引単位もその検討材料の一つです。

関連記事:CFDとは?差金決済取引を理解して投資の幅を広げよう!

Q
最低取引単位とリスク管理には関連がありますか?
A

関連があります。最低取引単位が大きいブローカーでは、取引の際の資本が多く必要になり、損失のリスクも大きくなる可能性があります。リスク管理の観点からは、取引単位を小さくして徐々にポジションを増やしていく方法が推奨されることが多いです。

関連記事:CFDのリスクと対処方法【リスクマネジメントを強化せよ】

Q
最低取引単位によっては、投資戦略を変える必要がありますか?
A

最低取引単位がトレード戦略に影響を与えることは少ないと思いますが、例えばスキャルピングなど、小さな価格変動を狙う戦略を利用する場合、最低取引単位が高いと取引の柔軟性が失われる恐れがあります。その場合は、最低取引単位が少ないCFDブローカーの柔軟性が高いでしょう。