ETFの銘柄選びに悩んでいる人
「とりあえず国内ETFと思って調べてみたけど、ETFって種類が多すぎ…どれに投資すれば良いんだろう?少しでも安全に投資をしたいのに、これじゃあどうすれば良いのか分からない…」
こういった疑問やお悩みにお答えしていきます。
皆さん、こんにちは!ほろほろ(@investfrom30)です。
今回はETFの銘柄を選ぶヒントになるような記事を投稿します。
資産運用や投資に役立つおすすめの国内ETFを紹介していきます。
結論からお伝えします
本題に入る前におすすめのETFをご覧下さい。結論、国内ETFで役立つのはこの5銘柄です。
✅ 総合指数ETF
✅ REIT系ETF
✅ 高配当ETF(オプション)
後ほど、それぞれ詳しく紹介させて頂きます。
記事の信頼性
この記事を書いている私は、国内・海外を合わせて複数のETFに投資しています。
基本的には『配当重視』でETFに投資して、分散型ポートフォリオの作成を目指しています。
今回、ご紹介するETFにも当然ながら投資をしており、中には3年以上も長期投資しているものがあります。
これから投資をする人に必要なのは、実際に投資している経験者の声かと思いますので、ご参考になれば幸いです。
おすすめの国内ETF(上場投資信託)を紹介
ETFといって種類が多すぎて、選ぶのが大変なんですよね〜
でも大丈夫!投資に有効活用できるETFは限られいますので、変な銘柄だけ掴まないようにしましょう!!
ETFに投資を始めようと銘柄検索をすると、とんでもない数のETFが出てきます。
それもそのはず!日本国内にはETFが200銘柄ほど存在しています。
さらに世界に目を向けると、8,000銘柄にも数が膨れ上がります!
この中から、自分にあったものを選んでいくって割と困難な状況です。
ETFに投資する時のチェックポイント
私はETFを選定する際に、こちらの3つのポイントを大切にしています。
もちろん、他にも見ているところはあります。
しかし、せっかくETFに投資するのですから、個別銘柄へ投資するような手間をなるべく減らすため、確認ポイントもあえて減らしています。
- 純資産総額が大きいものを選ぶ
- 運用管理費が安いものを選ぶ
- 出来高数が多いものを選ぶ
- 分散効果が高いものを選ぶ
詳しくはこちらの記事が参考になるかと思います。
このあたりをポイントを軸にして、それぞれのETFを解説していきます。
おすすめの国内ETF
日経225連動型上場投資信託【1321】
日経平均連動ETFに投資すれば、たった1株で225の企業へ分散投資できることになります。
日経平均株価と連動を目指すETFは8銘柄存在します。
その中で、こちらのETFは『純資産総額』が最大規模です。つまり、多くの投資家が利用しているETFとなります。
信託報酬は他の日経平均ETFと比べて若干高めです。
ただし、ETFは上場廃止のリスクもありますので、できるだけ純資産が多くて、出来高数を作れている銘柄に投資をした方が結果的に安定投資に繋がります。
ダイワ上場投信-日経225【1320】
純資産総額や出来高数は【1321】に見劣りしますが、日経平均ETFの中では次点で候補になります。
この記事の最後で解説をしていますが、【1320】はSBI証券で取引すると売買手数料が無料です。
一方で、純資産総額がまだ少ないので、やや不安定であるため、その分のリスクを被ることを理解しておく必要もあります。
経費率を少しでも下げたい
ETFに投資する時には『経費率』がポイントになりそうだね。
このコストって減らせるのかな?
このように考える方もおられるでしょう。経費率(運用管理費)はETFによって異なります。
リスクを取っても大丈夫な方なら、このような日経平均連動型ETFもあります。
iシェアーズ・コア 日経225 ETF【1329】
経費率は半分になりますが、純資産総額がとても少ないETFです。
ただし、サービス内容は同じです。
管理会社 | ブラックロック・ジャパン |
信託報酬 | 0.11% |
純資産額 | 7,408 億円 |
利回り | 1.73% |
配当 | 年2回(2月・8月) |
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信【1343】
こちらは日本国内を対象にしたREIT(不動産投資信託)の全銘柄に分散投資することができるETFを紹介します。
REIT系のETFに投資すると、1株で約60銘柄に分散投資することができます。
さらに、それぞれのREIT銘柄は複数の不動産を所有しています。
つまり、不動産単位で考えると、かなり広範囲な分散効果が期待できます。
こちらのETFは純資産総額がREIT系のETFで最大規模です。
この分野のETFはまだ成長段階であるため、玉石混交といった感じです。そのため、資産額と出来高数の確認は必要かと思われます。
上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型【1345】
こちらのREIT系のETFも、純資産総額と出来高数で安定感があります。
【1343】とどちらが良いかと言われれば、どちらでも大丈夫かなという気がします。安定性を求めるなら【1343】という感じですかね。
こちらのETFは配当支払いが年6回もあります。
細かく配当を受け取りたいなら、良いかもしれませんが、その手間賃が信託報酬に跳ね返っている可能性もありそうです…。
そもそも「REITって何に?」という人もいるかもしれませんが、そういった場合はこちら記事をご覧下さい。
› 不動産投資信託(REIT)から「安定配当」を得るために知識を蓄えよう ~基礎編~
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信【1577】
国内の高配当ETFは14銘柄ほどあります。
国内にはオススメの高配当ETFが少なめ
ただし、どれも純資産総額と出来高が不足しています。100〜300億円台の純資産総額になっているものが多く、海外のETFに比べると物足りない印象を受けます。(これくらいあれば、流通には問題ないと思いますが…)
なので、基本的にETFで高利回りを目指したい場合には、海外に目を向ける必要があります。
ただし、国内の高配当ETFの中で比較的人気のある【1577】は投資に有効活用できます。
【1577】高配当70は予想利回りが高い国内株式70社をポートフォリオに加えて運用されています。70銘柄に限定されているため、分散効果は得られにくいETFです。
ご紹介したETFの組み合わせ方
基本的には【1321】【1343】【1345】の3つを組み合わせて投資をしていくと良いと思われます。
ポートフォリオの考え方
国内ETFを中心としたポートフォリオを組む時には、このような『総合指数』『REIT』『高配当』に関係するETFで銘柄構成するとバランスが良いかもしれません。
このようなポートフォリオなら、株式にもREITにも幅広く分散投資ができ、その上で高配当も狙えるようになります。
他のETFは静観していてOK
今回は、中期・長期目線での投資で使えるETFを紹介しましたので、他のETFは今のところノータッチ・ノールックでも大丈夫なくらいかと思います。
例えば、このようなETFは選択肢から外してしまいましょう。
- 小型株オンリーのETF
- レバレッジ(ブル・ベア)の利いたETF
- インバース型のETF
この辺りのETFは『長期投資』と言う観点から考えると、相性が良くない可能性があります。
コモディティや債権などのETFを組み合わせると、さらに分散されたポートフォリオを作成できますが国内ETFでは限界があります。
慣れてきたら海外市場のETFに挑戦していくことをおすすめします。
将来の資産形成を目指しているのに、インバース型ETFに投資するとかは愚の骨頂です。
「絶対ダメ!」とまでは言いませんが、無難にパフォーマンスを追求したいなら、とりあえずこのあたりのETFは無視してOKです。
それでも他のETFが気になっちゃいます…
こういった疑問が出てきますよね。
でも本当に、国内ETFに限っては気にしなくても大丈夫です。
ただ、ご自身で気になるものがあれば、純資産総額と出来高数を確認して長期投資に向いているか、短期投資向けのETFか、判断された方が良いでしょう。
銘柄名だけ見ると、面白そうなものが沢山があります。ただし、玉石混交です。しかも、石が多めという状態です。
純資産総額も少ない、出来高もないETFを保有すると売りたい時に買い手が現れないという悲しい状況が発生します。
しかも、そういったETFは上場廃止のリスクをある程度持っています。
自分からリスクに飛び込むのは、やめておいた方が良いというのが、私の考えです。
ETFの売買手数料を減らす
最後にETFの手数料を減らして、賢く投資する方法を説明します。
ETFには売買手数料が無料になる銘柄が結構あるんです。
方法はとても簡単でして、SBI証券か楽天証券で取引するだけです。
本来発生する手数料をゼロにできれば、その分の投資パフォーマンスが上昇します。
無料キャンペーンをやっている証券会社を利用しましょう
すべての証券会社がETF売買手数料を無料にしている訳ではないので注意が必要です。
代表的な2社がこちら
SBI証券
SBI証券は国内ETFの104銘柄を無料で取引することができます。
この記事で紹介している【1320】【1343】【1577】も対象になっています。
ETF投資をやっていくなら、必ずSBI証券の口座は持っておいた方が良いですよ。
楽天証券
楽天証券は国内ETFの103銘柄が取引無料です。
手数料を抑えたいなら他社も比較しよう
手数料無料のETFを活用すると、コストパフォーマンスが飛躍的に良くなりますが、全てのETFが対象になっている訳ではありません。
その他のETFでは普通に手数料がかかりますので、手数料が安い証券会社を利用する方が、結果的にパフォーマンスの向上に繋がりやすいです。
現在、利用されている証券会社のコストパフォーマンスについては、定期的に見直しされることをおすすめします。
こちらの記事でしっかりまとめていますので、ご参考ください。