【重要】株式投資における銘柄の選び方のポイント3選【企業の継続性】

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株式の長期投資の銘柄選定で大切な優良企業を見分ける3つのポイント 投資
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株式の長期投資で資産運用をしたいけど、どの銘柄を選択して良いか分からない方向けです。

この記事では、長期投資を始める際に、確認しておきたい優良企業のポイントを紹介します。

結論:「権威性」「コアファン」「グローバル」が長期投資をする優良企業を見つけるキーワード

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株式投資における銘柄の選び方のポイント3選

長期投資における銘柄選定はかなり大切です。

先日、短期投資なら銘柄選定は雑に行っても問題ないという解説をこちらの記事でしましたが、長期投資は全く逆です。

なぜなら、長期投資は、あなたの身銭を何年もその企業に任せる投資になるからです。

運営権は株主にあるとコメントをいただくかもしれません。実際には、持ち株が少ない個人投資家は、不可抗力を受け続けることになります。

それでは、「個人投資家としてできる最低限のことはあるのか?」という疑問が出てきます。

その答えはシンプルで、優良企業か確認するということになります。

つまり、長くお金の運用を任せていても、勝手に成長して勝手に還元してくれる企業を下調べすることが、個人投資家にできる、最低限の自己防衛だと考えられます。

長期投資の企業の選び方

私が長期投資を行う企業の選定で、大切にしている項目はこちらです。

長期投資をする企業に必要な条件
  • 継続的な需要を作り出せている(権威性)
  • その需要が人から愛されている(コアファン)
  • その需要を海外で応用できている(グローバル)

なんだか、漠然としているように思いますが、それでもとても大切な内容です。

それぞれ解説していきます。イメージが湧くように、該当する企業も例として記載していきます。

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継続的な需要を作り出せている(権威性)

企業が存続するには、中長期的な需要を作り出すことが必要になります。

ここでのポイントはブランディング性の高さにあります。

ブラントはその領域での「権威性の高さ」として考えられており、権威性が需要を生み出している企業は、非常に有利な立場で商売をしていると言えます。

世の中に根付いた権威性は、消費者の潜在意識に刷り込まれていくため、企業収益の安定性に繋がっていく効果が期待できます。

権威性のある企業の代表はコカコーラです。

「コーラと言えばコカコーラ」と言うような「この会社といったら〇〇」というイメージが、すぐに湧いてくる企業のことです。

BtoBでも権威性がある企業はたくさんあります。

一般の人にはあまり知られていないBtoB企業でも、その業界では有名という会社がたくさんあります。

例えば、「高純度半導体用ウェーハと言えばSUMCO」であったり、「医療用ガスと言えばエアウォーター」など、権威性を持っている企業が、日本には結構あったりします。

どれくらいのシェアを持っているかという観点から調べると、その企業の需要が見えてきます。

シェアを調べる方法

  • 企業ホームページ
  • 業界資料
  • 業界地図(書籍)
企業ホームページ

企業のIR情報からシェア率を確認することができます。「株主総会資料」に記載されていることが多いです。

業界資料

日本には、とてつもない数の業界団体が存在しています。そこから、業界情報が発信されていることが多いです。

業界団体一覧

業界地図(書籍)

お金がかかりますが、業界シェア率が確実に記載されています。データも綺麗にまとめられていますので、とにかく見やすいです。寡占業界でなければ、シェア率は一年で様変わりしますので、こういった参考資料を持っておくと便利ですよ。

「会社四季報」業界地図 2020年版

こういったものを利用するとシェア率は把握できます。

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その需要が人から愛されている(コアファン)

需要を作り出せていても、ユーザーから愛されていなければ、安定した収益は望めません。

ブランディング性と合わせて、コアなファンの獲得が大切になります。

権威性はあるけど、コアファンがいない企業

例えば、こんな企業です。

乾電池と言えば、多くの人が「パナソニック」とイメージすると思いますが、店頭に乾電池を買いに行くと、いろいろなメーカーの商品が並んでいます。乾電池=パナソニックという権威性を獲得しているのですが、最近では、乾電池の差別化は難しくなっています。

権威性とコアファンを獲得している企業

一方で、権威性とコアファンを獲得している企業の一例は「アース製薬」です。

蚊取り線香と言えば、あの緑色の渦巻型の線香を誰もがイメージします。あの独特の香りが好きというユーザーを、たくさん集客している企業といえます。

一つの分野で、権威性とコアファンを獲得している企業の価値は、かなり高いと考えて良いです。

その需要を海外で応用できている

日本経済に目を向けると、マーケット自体が縮小傾向になっていくことが、簡単に予想できます。

なので、国内事業でしか稼げない企業は淘汰されていく未来がきます。

グローバル展開をしている、または、その予定がある企業を選定した方が良いです。ここでいう、グローバル展開とは、商品やサービスを輸出することです。

海外の商品やサービスを輸入して、販売する国内企業のことではありません。

グローバルだけど、コアファンがいない企業

グローバル展開ができている企業の例としては「日本たばこ産業(JT)」があります。

同社は海外のタバコメーカーを戦略的に買収して、海外でM&Aを頻繁に行っています。
海外での需要を取り込むことで、国内のタバコ消費の減少をリクスヘッジしている
と考えられます。

しかし、JTに関しては、コアファンの獲得はできているかもしれませんが、権威性については疑問です。

なぜなら、喫煙者はタバコの銘柄で商品を選択しているのであって、JTというブランドは重要視されません。

グローバルに権威性とコアファンを獲得している企業

権威性・コアファン・グローバルの3つのポイントをクリアしている企業はどこかといえば、例えば、SONY・サンリオ・TOTO・トヨタ・良品計画などです。他にもたくさんありますね。

SONYは末型ゲーム機のプレイステーションで世界展開していて、権威性とコアファンを獲得しています。

サンリオはハローキティを世界中のブランドとコラボして、権威性とコアファンを獲得しています。

グローバル展開しているか調べる方法

IR情報の株主総会資料やアニュアルレポートから確認することができます。

売り上げに関するページに、国内売上や海外売上というような記載がありますので、そこから確認すると良いです。

例えば、私が投資しているCanonはR情報が見やすいので、好印象です。
国内と海外の売り上げの比率もバランスが良くて、期待している銘柄の一つです。

どれくらいの割合で海外売上があると良いかについては「断言が難しい」ですが、私は海外売上が30%以上あり年々増加している企業を選ぶようにしています。

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投資する前にしっかり企業の選定をする

銘柄を選定する時に、最低限チェックしたい内容をまとめました。こういった視点で考えると、銘柄選びが簡単になります。

大切なことは、企業が長く存続することです。もしも、企業収益が悪化して、無配という状況になっても、その企業が潰れない限り、復活のチャンスはあります。

この3つのポイントをチェックして、倒産しにくい会社を幅広く選んで長期投資することで、ETF並みの安全投資ができるのではないかと考えています。

この記事が参考になれば、次回からの銘柄選びに、今回のキーワード意識してみてくださいね。

  • 権威性
  • コアファン
  • グローバル