米国の高配当ETFを積み立て投資するメリットを知りたい方向けです。
この記事では、長期投資家に人気のあるSPYDを定期的に購入して、積み立て投資するメリットを解説していきます。
SPYDの株価や構成比率などの基本情報はこちらをご覧下さい。
サイト管理人のほろほろは200株ほど保有しています。現在も定期的に購入をし続けています。
SPYD(SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF)を積み立てるメリット
SPYDが長期投資家に人気ある理由はたくさんあります。今回は代表的なものを解説していきます。
当サイトでは、SPYDの7つのメリットを解説させて頂きます。
一株が安い
上場来の平均株価は32.46ドルですので、一株からお手頃に投資できるETFです。(2020/3/16)
投資準備金のハードルを下げてくれます
投資をするためには、まとまったお金が必要です。しかし、それがハードルになることもあります。
SPYDはそのハードルを一気に解消してくれる優秀なETFです。
投資する資金が少ないという場合でも、3,000円前後であれば、無理することなく毎月の積立投資が可能です。
高配当銘柄を狙い撃ちできる
名前から分かるとおり、SPYDはS&P500の高配当銘柄だけを選んでポートフォリオを組んでいます。
自力で同じポートフォリオを組むのは、手間もお金もかかりますが、その問題を解決することができます。
総合指数ETFになるほど利回りが…
S&P500の株価に連動するIVVやVOOなども人気があります。しかし、最近の利回りは1〜2%となっています。
銘柄の分散効果が高い分、利回りは希薄化してしまう傾向があります。
このような指数連動型ETFの配当利回りが物足りなく感じる投資家には、SPYDをおすすめできるかもしれません。
配当利回りが高い
上場来の平均利回りは4.94%となっています。
SPYDが上場した2015年10月からのグラフを見ると、利回りは比較的安定している印象です。
10万円投資すると
単純計算すると、上場来平均株価の32ドルで、年間およそ5,000円の配当を得られます。
リスクを減少させる
この記事の下の方に、SPYDの構成銘柄のリストを載せています。
有名な企業もありますが、投資を始めたばかりの人には馴染みのない会社がたくさん載っていると思います。
どうして高配当を出すのか?
企業の資金集めのために、高配当をルアーにする場合があります。
全てとは言いませんが、この傾向は小型株や中型株で大きいです。他には、タバコメーカーなど社会的な信用が低い企業も配当を餌に投資家を集めることが多いです。
高配当企業に投資する時には、同時にリスクも取ることになります。
SYPDはこのような高配当銘柄のそれぞれのリスクを希薄化していると言えます。
私はこのメリットが好きでSPYDに投資しています。
配当が上昇傾向
高配当銘柄にフルコミットすることを目的にしています。そのため、分配金は増加傾向にあります。
これは米国経済が順調に成長しているからです。
こちらのグラフから分かるとおり、配当金は四半期毎に少しずつ増えています。
配当の推移はこちらです。
ちなみに、上場来の配当の平均値は一株あたり0.409ドルとなっています。
分散された銘柄構成
SPYDはS&P500の高配当上位80銘柄で構成されています。
均等加重平均の構成比率であるため、それぞれの企業の時価総額に関係なく、比率は[1:1:1…]という感じで等分になります。そのため、高い分散効果が期待できます。
業種を意味するセクター比率でも、ある程度バランスが取れています。
メインは不動産・一般消費財・金融
SPYDのポートフォリオをセクター別にしたものです。
上位の3セクターで全体の50%を占めています。
SPYDは配当順に均一なポートフォリオを組むため、セクターのパーセンテージはある意味「運まかせ」であります。
見ている限りは、大きなセクター変動はありません。細かな変化が日々続いている感じです。
ポートフォリオやセクターの変化を定期的に確認するには、こちらの公式サイトをご覧ください。
経費率が安い
SPYDの年間経費率は0.07%です。
これはかなり良心的な設定です。
コア指標のETFは管理が煩雑なので、経費率が高めです。
高配当銘柄に絞ったこちらのETFも管理が大変だと思いますが、その中ではかなり安いと言えます。
私はこれからも積み上げていきます
以上が、SPYDを積立投資するメリットです。
価格よし・配当よし・手数料よしのSPYDをこれからも定期的に購入していきます。