この記事はEV急速充電ステーションで注目されているEvgoと合併したCLII(Climate Chang Cris Real Impct I Acq Corp)について解説をしていきます。
現在のティッカーはCLIIではなくEVGOに変更となりました。
この記事は以下のサイトや記事を参考に執筆しています。
この記事はEVgo(EVGO)の紹介が目的であり、投資を推奨するものではありません。
注目のEVGOですが、日本国内の主要な証券会社では取り扱いがありません。IG証券やサクソバンクなどの口座開設が必要なようです。
EVGOに投資するには?
EVGOを取り扱っているネット証券はご覧のとおりです。
EVgo (EVGO)の投資情報
それでは注目を集めるEVgoについて理解を深めていきましょう!
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EVgoはどんな企業?
EVgo Services LLCは再生可能エネルギーを利用した急速充電ステーションを米国で展開している企業です。話題の電気自動車のプラットフォームを提供しています。この記事を書いている2021年2月1日時点では未上場の企業でありますが、特別買収会社(SPAC)のClimate Change Crisis(CLII)と合併することで、ニューヨーク取引証券所に上場を達成する見込みです。
EVgoは2010年に創業しており、アメリカ国内の34州で800以上のDCと呼ばれる急速充電ステーション(以下、DCステーション)を提供しています。米国最大の充電ステーションネットワークです。
会員登録は20万人を超えており、DCステーション業界の中でもトップクラスです。BWM、ジェネラル・モーターズ、日産自動車やウーバーなどとパートナーシップを提携しています。
Evgoの100%親会社はLS Powerですので、そちらの動向も見ておくと良いかもしれません。
EVGOはクリーンエネルギーにカジを切った
SPACと呼ばれる特別買収にてIPO上場を目指すCLIIのデビッド・クレーンCEOとジョン・キャバリエCFOはクリーンエネルギー分野に2億ドルを拠出するとしており、EVgoとの合併はその一環と考えられます。
クリーンエネルギーを取り巻くIPOでは、様々なスタートアップ企業がSPACを通じて上場しています。今後もこの流れは加速しそうですが、玉石混交であるためSPAC対象の企業はしっかり確認しておくべきです。
EVgoを取り巻くクリーンエネルギーの将来
EVgoはクリーンエネルギー(環境に優しいエネルギー)をテーマにした企業ですが、その見通しはどうでしょうか?
政権交代で追い風を受けている?
民主党のバイデン政権は環境保全を大々的にアピールしている政党であり、クリーンエネルギー事業に追い風となる政策を複数打ち出しています。
アメリカ国内に50万基もの充電ステーションを整備するための投資も公約に入れています。
この通りに整備が進めば、2030年までに米国のEV需要に対する57%を補完できるとBloombergNEFの調査で言われています。2020年12月時点でアメリカ国内には9万の充電ステーションがあるとされていますので、まだまだ目標に到達していません。
脱ガソリンのため基盤整備
バイデン政権は環境保全のためにガソリン車から電気自動車への移行を目標に掲げていますが、まずは何を整備するべきか考えるとEVgoの将来性が見えてきます。
それについて私は先日このようなツイートをしています。
クリエネ関連の電気自動車で言えば、ドライバーの心理として「目的地までの道中に充電ステーションが十分にあるか」が気になるはず。ガソリン車から電気自動車に移行を掲げているバイデン政権は基盤整備に力を入れるはずなので、まだ株価も上がりきっていない充電ステーションは狙い目かも #米国株 https://t.co/hN1EU2fLGT
— ほろほろ@米国株🇺🇸🚀🌕 (@investfrom30) February 1, 2021
クリエネ関連の電気自動車で言えば、ドライバーの心理として「目的地までの道中に充電ステーションが十分にあるか」が気になるはず。ガソリン車から電気自動車に移行を掲げているバイデン政権は基盤整備に力を入れるはずなので、まだ株価も上がりきっていない充電ステーションは狙い目かも
電気自動車が先か、プラットフォームが先かで考えると明らかにプラットフォームを整備しなければ電気自動車の普及に繋がりません。今後、環境対策の一環として電気自動車が増えるなら急速充電ステーションもその数に見合って増えてくるはずです。
競合他社との比較
こちらはDCステーション銘柄のSPACによるIPO発表が盛んだった2020年11月頃から2021年2月1日までの株価成長率を比較しています。
クリエネ関連の充電ステーション銘柄$TPGY を遡れる2020年11月27日を起点にした株価成長率です。SPACの発表と集計期間が短いので、かなり荒れたグラフになっていますが、短期間のトレンドを理解できます。2月はこの分野で短期投資をトライします$BLNK $SBE $TPGY $CLII $NBAC $BEEM#米国株 #投資 https://t.co/Hb0iCFe9xv pic.twitter.com/p4qtn22CPB
— ほろほろ@米国株🇺🇸🚀🌕 (@investfrom30) February 1, 2021
SPAC前までは安値でありましたが、一気に上昇している様子が伺えます。一方で株価を見ると他のバッテリー分野で先行しているBlink社(BLNK)と比較すれば、上昇の余地は期待できるかもしれません。
こちらは主要な競合他社との平均成長率をグラフ化したものです。2021年〜2024年の年間平均成長率を示しています。とにかく成長余地が十分にあると投資家に説明しているわけです。こちらはEVgo独自のデータとなっているので、注意が必要かもしれません。
EV市場の将来性
こちらはEVgoの投資家向けの説明資料に記載されているEV市場の拡大についてです。
2040年までにご覧のような成長が予測されています。内容としては小売(ステーション)と電気自動車の販売が進んでいくと予想されています。
おおよそ2024年頃からアメリカ国内のEV市場が活性化し始めると考えられているようです。
EVgoに投資するのに知っておくべきこと
EVgoの事業の中心になっている充電ステーションですが、充電装置には3つのレベルがあります。EVgoが取り扱っているのは最上レベルのDCFCと呼ばれるものです。グラフのとおり充電完了までの時間を大きく短縮させることが可能です。
ドライバーの心理的に「どれくらいで充電できるか?」は電気自動車を購入するときに気になるはずです。つまりDCステーションの普及こそEV市場の成長に必要不可欠と言えます。
DCFCの成長性
こちらが急速充電システム(DCFC)の成長予測です。
EVgoの投資家向けプレゼンテーションから掲載しており、調査会社BNEF社からのデータとされています。EV市場全体が2024年頃から上昇を始めるとされているため、DCFCも同じ経過をたどると予想されています。
EVgo まとめ
以上がEVgoに関する投資情報のまとめです。
とりあえず最低限知っておくべきことを記載していきました。この記事でベースを固めて、最新情報で補完していって下さいね。
私がやっているTwitterではトレンドに乗っている銘柄情報をシェアしていますので、良ければフォローして下さい。
それでは、今回の記事はこのあたりで終わります。