LINE証券のメリットやデメリットが気になる人
「LINE証券を使うメリットは何かあるの?反対にデメリットもあったら知りたい。どんな人がLINE証券を利用するべきか教えて!」
このような要望におこたえします。
この記事の内容
この記事の信頼性
この記事を書いた私は投資を始めて10年以上になりました。
これまで色々な証券会社を利用してきた経験から、個人投資家に本当に必要なポイントがある程度理解できます。
実際にLINE証券も1年ほど利用して良い点と悪い点を肌で感じてきました。
一般的な金融メディアでは書くことができない、LINE証券のメリットとデメリットを本音ベースでお伝えできるかと思います。
LINEで株式投資!100円から少額投資も!
LINE証券がオススメな理由
- 1株(いちかぶ)をリアルタイムで取引できる!
- お得すぎるユニークなキャンペーンが続々登場!
国内株 | 海外株 | ETF | 投資信託 | 積立 | IPO | ミニ株 | ポイント 投資 |
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○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
取引額 | 購入時の手数料 | 売却時の手数料 | 定額制 |
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10万円 | 115円 | 115円 | なし |
取引額 | 購入時の手数料 | 売却時の手数料 | 定額制 |
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5万円 | 99円 | 99円 | なし |
10万円 | 115円 | 115円 | なし |
20万円 | 275円 | 275円 | なし |
50万円 | 535円 | 535円 | なし |
LINE証券のメリットとデメリットは?
IF30を管理している ほろほろ(@investfrom30)です。
私がLINE証券を利用し始めたきっかけは、口座開設でお得な特典があったからです。
私は各月末に長期投資用の株式を購入しています。自分の収入の決まった割合を投資に使っているので、余った少額資金をLINE証券で運用しています。
LINE証券を利用して1年以上になりますので、LINE証券のメリットとデメリットを本音ベースで解説できるかと思います。
先にLINE証券のメリットとデメリットをまとめておきます↓
LINE証券の主なメリット
- 単元未満株(1株)から投資ができる
- 単元未満株(1株)の銘柄が豊富
- 投資信託は購入手数料無料で種類も厳選されている
- キャンペーンでお得に投資ができる
LINE証券の主なデメリット
- 単元未満株の手数料体系がややこしい
- 単元株の手数料はやや高め
- NISAを利用できない
- 米国株は満足に利用できない
他にもメリットとデメリットはありますが、特に知っておくと良いものを挙げました。
それぞれ詳しく解説をしていきます。
LINE証券のメリット
単元未満株(1株)から投資ができる
LINE証券の最大のメリットは単元未満株に投資できる点かと思います。
単元未満株とは?
株式投資をする場合、ほとんどの個別銘柄は100株をまとめて購入する必要があります。
この100株=1ロットのような考えを『単元株』といいます。
例えば、1株が1,000円の株式に投資する場合…
単元株:100株 × 1,000円 =100,000円(10万円)
このように、まとまった資金が必要になります。
反対に『単元未満株』は100株のうち1株だけ購入できる株式と考えれば良いです。
LINE証券は単元未満株(いちかぶ)に力を入れている
LINE証券は投資資金が少ない若者をターゲットにしているように思います。
そのため、単元未満株を利用できる『いちかぶ』というサービスに力を入れています。
1株 数百円から少ない資金で投資を始めたい人は、LINE証券と相性が良いと思います。
LINE証券を使って少ない資金で投資を始める価値は?
投資をするならお金がある方が有利ですが、まだ若い人なら『時間』という最大の武器を使えます。
投資には『複利効果』というものがあります。配当を再投資することで、その再投資した資金からも配当が発生します。これは時間をかけることで小さなお金を大きくするテクニックです。
LINE証券以外にも単元未満株を利用できるネット証券はいくつかありますので、少ない資金で投資ができる自分に合った環境を整えましょう。
単元未満株(1株)の銘柄が豊富
単元未満株(1株)の投資ができるネット証券はLINE証券の他にもいくつかあります。
その中でLINE証券を利用するメリットは、単元未満株(いちかぶ)を利用できる銘柄を積極的に増やしている姿勢を感じるからです。
私たちが「この企業の1株を買いたい!」と思っていても、利用しているネット証券がその企業の単元未満株を提供していなければ、少額投資はできません。
つまり、積極的に単元未満株のサービスを広げているネット証券でないと、選択肢が少なくなる可能性があります。
LINE証券は2021年10月4日に484銘柄を新たに追加して、1,500以上の銘柄が単元未満株(いちかぶ)を利用できるようになりました。
投資信託は購入手数料無料で種類も厳選されている
LINE証券は投資信託も提供しています。
投資信託の種類が少ないことがデメリットと良く言われますが、初心者には十分な内容だと思います。
- 日経平均
- 米国株(S&P500)
- 全世界
など、厳選された30種類が購入手数料なしで利用できます。
投資に慣れてくると「もう少し選択肢が欲しい」と感じるかもしれません。
とはいえ、投資信託の中では王道と言える株式指数を利用できますので、個人的には十分だと感じます。
月1,000円から低コストで運用可能
LINE証券の投資信託は月1,000円から積立投資が可能です。
日々の細かな値動きを気にせず、毎月コツコツと資産を積み上げていきたい投資家の強い味方になります。
一般的なインデックスファンドであれば、管理費が0.01%以下に抑えられています。
ただし、デメリットの項で解説するとおりLINE証券はNISAが利用できません。
キャンペーンでお得に投資ができる
私がLINE証券を少額投資(いちかぶ)で利用を始めたきっかけは、キャンペーンでお得に投資ができるからです。
ほかのネット証券でも、様々なキャンペーンが開催されています。とはいえ、LINE証券のキャンペーン以上にお得なものは見たことはありません。
LINE証券のキャンペーンの一例
詳しくは それぞれのキャンペーンの攻略法を徹底解説した記事をお読みください。
①口座開設で最大1株(1,000円相当)が貰える初株キャンペーン!翌月末までに1回1万円以上の取引をすると更に現金3,000円(合計4,000円相当)もらえます。
②株式が割引価格で買えるタイムセール
LINE証券のキャンペーンは本当にお得なので、利用するメリットを感じます。
今後も積極的に新しいキャンペーンを開催してくれそうな雰囲気もありますので、口座開設だけでもしておくと良いと思います。
その他のLINE証券のメリット
さらにLINE証券には以下のようなメリットもあります。
口座開設がスムーズにできる
マイナンバーカードと運転免許証(保険証)があれば、口座開設は非常にスムーズでした。私の場合は夜に口座開設の申し込みをして、翌日には取引ができました。
LINEアプリで操作が簡単
LINE証券のアプリは直感的な操作ができます。
ネット証券でよくある、難しい専門用語が出てきて作業が中断することはありませんでした。
LINEポイントも利用可能
LINE Payで買い物をすると貯まるLINEポイントを利用して投資することができます。
普段の買い物をLINE Payを利用しているなら、定期的にポイントを使って単元未満株(いちかぶ)に投資も可能ですね。
IPO抽選に参加できる
新規上場株(IPO)のサービスも利用できるようになりました。
ただし、IPOは単元株(100株)からの投資が必要です。最近は1株からIPO抽選に参加できるライバルも出現しています。そのため小さく紹介しました。
LINE証券のデメリット
LINE証券の主なデメリット
単元未満株の手数料体系がややこしい
LINE証券の株取引の手数料(コスト)が、他のネット証券と比べて特別高いわけではありません。
その事実をお伝えした上で、単元未満株(いちかぶ)の手数料体系がややこしいと感じます。
LINE証券の単元未満株(いちかぶ)の取引では、スプレッドが上乗せされた株価を売買します。このスプレッドが実質的な手数料(コスト)になります。
スプレッドとは
イラストのように『現在値』が100円で、スプレッドが0.05%を例えにしてみます。
本来の価値は100円ですが、投資家が買うときには100.05円、売るときには99.95円と売買価格が表示されます。
この現在値と取引値の差額がスプレッドであり、投資家にとってのコスト部分です。
LINE証券では銘柄グループと取引時間でスプレッドが変化する
LINE証券の単元未満株(いちかぶ)のスプレッドがややこしい理由は、銘柄グループと取引時間によってパーセンテージが変化するためです。
グループAには誰もが知っている大企業の多くが属しています。グループBは大企業〜中企業、グループC〜Dは中小企業から構成されているように見えます。
そのため、まず投資する銘柄のグループを確認して、そのスプレッド(コスト)がどれか確認する必要があります。
グループAの場合には、知らないうちに割高のスプレッドで取引してしまう可能性もありますから、時間帯についても注意を払いたいところです。
とはいえ、LINE証券のスプレッドは決して、他のネット証券より高いわけではありません。
長期投資で単元未満株(いちかぶ)を利用するならスプレッドはあまり気にする必要はないと思います。
むしろ、利便性や選択肢の多さを優先する方が、投資のチャンスを掴みやすいです。
LINE証券の夜間取引はメリットあり
スプレッドが高くなる夜間帯(17時〜21時)ですが、LINE証券の単元未満株(いちかぶ)は約定しやすいというメリットがあります。
単元未満株はネット証券が株の在庫を持っておく必要があります。サービスが充実していないと、そもそも約定しにくいです。
夜間帯はとくに約定しにくいですが、LINE証券は夜間帯の1株の取引も比較的スムーズだと経験的に感じます。
単元株の手数料はやや高め
LINE証券は通常の株取引で利用される単元株(100株)にも投資ができます。
他のネット証券では一般的な『定額手数料』が、LINE証券では提供されていません。
つまり、取引するたびに手数料が発生します。
定額手数料とは
多くのネット証券では1日の取引金額(約定金額)の合計によって、支払う定額手数料を利用できます。
例えば、1日の取引額が10万円までなら1,000円、100万円までなら2,000円など、各上限まで好きなだけ取引ができます。
LINE証券では、一回の取引額に応じた売買手数料が発生します。
取引額 | 購入時の手数料 | 売却時の手数料 |
---|---|---|
5万円 | 99円 | 99円 |
10万円 | 115円 | 115円 |
20万円 | 275円 | 275円 |
50万円 | 535円 | 535円 |
例えば、5万円未満の株であれば、購入時99円、売却時99円と往復の手数料198円が発生します。
他のネット証券の単元株の取引では、100万円未満の定額手数料が0円であることも珍しくありません。
そう考えると、LINE証券の単元株の手数料はやや高いと言えるでしょう。
LINE証券は単元未満株(いちかぶ)で、少ない資金を運用する際に利用しましょう!
今のところ、単元株は他のネット証券が有利です。
単元株に投資するため、他のネット証券も検討するならこちらの記事が参考になるはずです。
≫ 株式投資におすすめ証券会社9社の手数料を比較【選び方も提案します】
NISAは利用できない
LINE証券ではNISA(少額投資非課税制度)を利用することができません。
つまり、LINE証券で得られた売却益や配当には税金が必ずかかることになります。
金融庁も効率的な資産運用の観点からNISAの活用を推奨していますので、LINE証券で利用できないのは残念です。
NISAとは?
個人投資家の資産運用を税制面でサポートする制度です。
一般NISAであれば、最長5年、毎年120万円の非課税枠で投資ができます。
つみたてNISAであれば、最長20年、毎年40万円の非課税で積立投資ができます。
メイン口座では必ずNISAを活用するようにしましょう!
iDeCoはLINE証券で利用可能
LINE証券では、iDeCo(個人型確定拠出年金)を利用可能です。
野村證券が運用元になっているものに『LINEのiDeCo』として加入ができます。
iDeCoは『運用益の非課税』以外に『所得控除』を受けられるため、NISAよりも税制面で有利であることが多いです。
米国株は満足に利用できない
最近、日本人投資家にも米国株は非常に人気のある投資先です。
LINE証券では包括的に米国株に投資ができる投資信託を提供しています。
しかし、そのラインナップは少なく、アメリカの個別株までは利用できません。
投資初心者であれば、まずは身近な日本株からスタートすれば良いかと思います。その場合はLINE証券で十分です。
とはいえ、投資に慣れて、知識が増えてくると、きっと米国株の必要性を感じるはずです。
その時にLINE証券では満足できないタイミングが来るかもしれません。
LINE証券を利用するべき人
ここまでLINE証券のメリットとデメリットを解説しました。
では実際に、どのような人がLINE証券を利用するべきかお伝えしたいと思います。
LINE証券を利用するべき人
投資資金が少ない人
投資を始めたくても手持ちの資金が少ない人は、LINE証券の利用を検討すると良いでしょう。
すでにお伝えしたとおり、LINE証券は豊富な単元未満株(いちかぶ)を提供しています。
少ない資金を無理なく投資に回せます。
資産運用で重要なことは資金力ではなく、早く始めて時間をかけることです。
投資の勉強をしたい初心者
これから投資の勉強も始めたい初心者は、LINE証券を利用すると良いです。
初心者が不安に感じることは「損をしないか?」ということでしょう。
まずは数百円という少額から投資して、株価がどのように動くのか観察するだけでも十分な勉強になります。
実際に自分のお金で投資の成功と失敗を経験することが何より大事です。
そうは言っても絶対に損したくないよぉ…
こんな初心者にもLINE証券がおすすめです。
LINE証券では初心者の投資デビューをサポートする企画を積極的にやっています。
記事の冒頭にお伝えした株が貰えるキャンペーンなら、自分が損をすることは一切ありません。
まずは安全な立場から投資をして、成功と失敗の感覚を覚えるのも良いかと思います。
LINE証券 メリットとデメリットまとめ
LINE証券を1年使ってみた分かったメリットとデメリットを詳しく解説しました。
LINE証券は投資初心者と非常に相性が良いネット証券だと思います。
少ない資金でも単元未満株(いちかぶ)を利用して、効率的に投資が始められ、その選択肢も幅広く提供されています。
使い始めたらLINE証券の特有の手数料(スプレッド)に注意は必要ですが、決して他社ネット証券と比べて高いものではないことは理解しておくと良いでしょう。
通常の単元株(100株)は手数料がやや割高になる場合があります。
そのため、LINE証券は単元未満株(いちかぶ)のみ利用するとコストパフォーマンスが良いかと思います。
初心者であれば、LINE証券がやっているキャンペーンを上手く活用することで、リスクを抑えた投資を始めることができます。
この記事を読んで、メリットがデメリットより大きいと感じるなら、まずは口座開設からスタートしてみましょう。
この記事の作成にあたって参考にしたサイト