【第27週】2022年7月4日〜7月8日 米国株ETFの騰落率
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今週は買い戻しによる回復が見られました。特にこれまで激しく売られていた仮想通貨セクターでリバウンド上昇が見て取れました。
7月8日の雇用統計データでは事前コンセンサス予想(非農業部門:前月比37.2万人増、予想26.5万人増)を大きく上回る結果になりました。米国の労働市場がまだまだ過熱感を帯びていることが浮き彫りになり、7月のFOMCでは75bpの利上げが濃厚になっています。事前予想では50bpの利上げが有力視されていたため、サプライズによる市場の混乱があるかもしれません。
BloombergやWSJでは米国債が安いということが言われています。ただ、7月と9月に75bpの利上げが来ると、長期国債がここから更に売られる可能性はあるため短期投資では注意が必要に思います。
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【第26週】2022年6月27日〜7月1日 米国株ETFの騰落率
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今週は値動きの方向性がはっきりしない一週間でした。
景気後退(リセッション)が再び意識されるような展開でしたが、それによりインフレーションにブレーキがかかり、FRBによる積極的な引き締めも徐々に収まってくるのでは?という投資家マインドも出てきました。
一方で、多くの投資家が『短期的な軽度の景気後退』しか織り込んでいない可能性が残っていると指摘されています。30年国債と10年国債でも逆イールドカーブに転じていました。これは一般的に長期的な景気後退のシグナルと言われています。
【第25週】2022年6月21日〜6月24日 米国株ETFの騰落率
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今週はこれまで売られ続けてきた株式やアセットの買い戻しがありました。
プット・コール比率やVIX(恐怖指数)も高い水準まで上昇していたため、米国市場は久しぶりに大きな上昇となっています。
とはいえ、インフレーション加速によるFRBの利上げと金融引き締めは続きます。しばらく回復が続くかもしれませんが、7月のFOMC前後ではまたボラティリティが高まると予想されます。
今は無理にポジションを持つ必要はありません。